かご猫・のせ猫として人気を博した「シロ」の死去から約半年、総集編となる写真集が登場
世界中の多くの人々に愛された人気猫「シロ」の思い出を記録した写真集が2020年10月に刊行されました。
シロは岩手県のとある山里で、豊かな自然に囲まれながら、8匹の猫たちと暮らしていた白猫。
かごの中に入ったまま目をつぶり、何ともいえない表情でたたずむ姿から「かご猫」の愛称で親しまれる一方で、畑でとれた新鮮な野菜や果物、原っぱに咲く花、帽子など、色んなモノを頭の上に乗せられても動じないことから「のせ猫」とも呼ばれていて、その日常を公開している「かご猫ブログ」やYouTubeでは多くのファンを獲得。
国内はもとより海外でも写真集の発売や写真展を開催するなど、国内外で多くの人々を魅了してきました。
しかしながら今年の3月、18歳の誕生日を迎える直前に虹の橋を渡り、天国へと旅立ってしまったシロ。人間の年齢に換算すると88歳近くまで生きたご長寿猫でした。
本書はそんな「かご猫」「のせ猫」の代表的な存在として、長い間活躍してきたシロの魅力がたっぷりと詰まった写真集。
まだ書籍化されていないシロの写真をはじめ、シロが虹の橋を渡る前年に亡くなった 「茶トラ」「のら」との思い出、さらには新メンバーの「ちーちゃん」「トラ」「ちょび」の紹介など、里に残された他の兄弟猫たちの様子なども収録されています。
虹の橋を渡って、天国に旅立ったシロと茶トラ。今ではきっと、空の上で仲良く暮らしているはず。
一方、いつもシロと一緒だったファミリーや、残った仲間の猫たちは少し寂しそう。けれど、里の豊かな自然と、うつろい行く季節を味わいながら穏やかに暮らしています。
2008年に写真集『かご猫』を出版してから、10年以上にわたって一緒に本づくりをしてきたという出版元の宝島社によると、3月2日にシロが天国に旅立ってしまい「シロの思い出を本にしたい」との思いから本書の制作を企画。
まったりとシロの思い出を振り返りながら、のせ猫ファミリーの元気な姿にも癒やされる、そんな一冊となっています。
<参考>
・河川敷に捨てられたネコを守ろうとしたのは…3人のおじさんだった!書籍「おじさんと河原猫」
・なぜ猫は潜ってしまうのか…?穴に出入りする猫たちの決定的瞬間を捉えた写真集「あなねこ」
・ネコ好きな演歌歌手・藤あや子さんの愛猫が写真集に!「マルとオレオと藤あや子」予約特典もあるニャ
画像提供:TAKARAJIMASHA,Inc.