スナネコの姉妹が触れ合う姿をついに公開!従来あった空間の仕切りを撤廃して同居展示を開始
栃木県那須町にあるテーマパーク型の動物園「那須どうぶつ王国」で2020年10月29日より、スナネコの姉妹による同一スペースでの展示が始まりました。
世界最小級の野生ネコで、愛くるしい姿から”砂漠の天使”とも呼ばれて人気沸騰中の「スナネコ」。
日本では現在飼育している施設が2つしかない希少な動物で、そのうちのひとつである同園では、今年の4月に国内で初めて繁殖に成功。1頭のメスの赤ちゃんが産まれたほか、7月にも3頭のメスの赤ちゃんが誕生しており、現在は親ネコを加えて計6頭のスナネコが飼育されています。
4月に誕生した女の子はアラビア語でお姫さまを意味する「アミーラ」と名付けられ6月から一般公開を開始。その後、 7月に誕生した赤ちゃんのうち1頭が、透明のアクリル板で空間を仕切りアミーラの隣に展示されていました。
本日からはそのアクリル板が撤去され、同じ一つの空間で2頭を一緒に展示する試みがスタート。
那須どうぶつ王国によると、2頭を一緒に過ごさせることによりコミュニケーション能力の向上を図り、一緒に遊ぶ事を通じて狩りの練習や、いずれ繁殖する際の同居練習も兼ねているのだとか。
2頭は従来もガラス越しに匂いを嗅ごうとしたり、じゃれあおうと飛びかかったりと互いに興味を示していましたが、仕切りがなくなったことにより今後は姉妹が直に触れ合っている微笑ましい姿を見られそうです。
展示場所はこれまでと同じで、正面ゲート入り口付近にあるアジアに暮らす動物たちの世界を再現した屋内施設「アジアの森」の出口側通路。
土日祝日は3密を避けながらソーシャルディスタンスを保つため、見学する際には展示場の前にあるラインごとに30秒ずつ移動しながら観覧する方式となるほか、午前中は先着順で整理券を配布し、午後は並んだ順から案内するといった措置が行われます。
<展示時間>
平日 :10:00~15:45
土日祝:9:00~12:00、13:00~16:00
<参考>
・スナネコの赤ちゃんが切手になるよ!猫と触れ合える「わんにゃんリビング」の貸し切りプランも
・スナネコをお家で見たくない?赤ちゃんから子猫になるまでの成長記録映像がDVDで発売決定
・スナネコと一緒に暮らしたい…?そんな人向けに赤ちゃんサイズの可愛いぬいぐるみが登場
(C) 情報提供:Nasu Animal Kingdom