主人公はハードボイルドな黒猫探偵!50年代のNYを舞台に暗い闇を暴いていく「Blacksad」
擬人化された黒猫の探偵となって殺人事件の真相などを暴いていくアドベンチャーゲーム「BLACKSAD: UNDER THE SKIN(ブラックサッド アンダー ザ スキン)」のPlayStation4、Xbox One、Nintendo Switch版が12月10日に発売されました。
本作はスペインの人気コミック作家による、ハードボイルド調のサスペンス作品「Blacksad(ブラックサッド)」を原作としたゲーム作品。
1950年代のアメリカを舞台にした世界観をもとに、ニューヨークの地下世界にはびこる腐敗スキャンダルを原作者の協力によって新しく描いたストーリーで、当時ハリウッドで制作された犯罪映画(ノワール映画)のような、行き場のない閉塞感が作品全体を覆ったまま不気味なストーリーが展開していきます。
<あらすじ>
ある日、ボクシングジムのオーナーである「ジョー・ダン」が死亡しているのが発見された。その一方で、重要な試合を控えていた所属選手の新人ボクサー「ボビー・エール」が謎の失踪を遂げる。ジョーの娘である「ソニア・ダン」はボクシングジムを引き継ぐことになったが、次戦にボビー・エールが出場しなければジムの財政破綻が避けられない状況が迫っていた。エールの失踪を調査するために雇われた私立探偵は、調査を重ねていくにつれて到るところで腐敗が横行していることに気づく…。
登場人物はイヌ、サル、ゴリラ、サイ、クマ、キツネ、トカゲなど、独自のストーリーを持つ30名以上の個性的なキャラクター。
いずれも原作の世界観をもとに擬人化された動物たちで、主人公はトレンチコートを羽織った黒猫のカリスマ私立探偵「ジョン・ブラックサッド」。
ハードボイルドな黒猫探偵となったプレイヤーは、ストーリーが進むにつれてゲームエリアを探索できるようになり、目撃者に質問したり手がかりを見つけたりしながら推理するための情報を集めていきます。
ゲーム内のさまざまなアクションにはQTE(クイックタイムイベント)と呼ばれるシステムが採用されており、適切なタイミングで特定のボタンを押すなどの操作を行うことによりゲームを進められるようになっているほか、会話シーンでは選択した回答によって役立つ情報につながる会話へ誘導したり、キャラクターの展開や主人公との関係性、ストーリーの結末などに変化をもたらします。
そして意外にも、プレイヤーが「猫」であることは物語を進めていくうえで重要な要素に。
視覚、嗅覚、聴覚など、猫ならではの鋭い感覚は特定の状況をより深く分析するのに役立ち、時には以前把握できなかった情報を識別できることも。
ニューヨークの暗い陰惨な闇を彷徨いながらも、ネコ探偵になりきって感覚を研ぎ澄せながら楽しめる作品で、対応機器はNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、PC、Macの5種類。
対応言語はフランス語、英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語で残念ながら日本語バージョンは発売されていませんが、ネコ好きな人にとっては日本語化を期待したいゲームですね。
開発:Pendulo Studios &YS Interactive
公開: 2019年12月10日
種類:アドベンチャー
人数:1名用
(C)Microids/Pendulo Studios/YS Interactive