福岡ねこともの会、2018年のチャリティー猫カレンダーを発売中
動物愛護の啓発活動などを行っている「福岡ねこともの会」から、2018年度の猫のチャリティーカレンダーが発売されています。
「福岡ねこともの会」は動物愛護の啓発や猫の譲渡活動、地域猫活動の推進などを行っている一般社団法人で、猫の殺処分をゼロにし、すべての猫に飼い主さんがいる世の中になる事を目指して様々な活動を続けています。
譲渡会の様子
どうぶつ愛護フェスティバル in ふくおか
そんな同会が毎年この時期に発売し、好評を博しているのが猫のチャリティーカレンダー。
いろんな街で人と共に生きる保護猫や地域猫など、協力者の方が撮りためた写真の中から選び抜いたものが掲載されています。
今年の表紙を飾っているのは、こちらの猫ちゃんです。
とても可愛らしい見た目をしていますが、実は虐待によって首から下が全く動かずに麻痺しており、自分で歩いたり立ったりすることができないほか、脳にも障害があるため排せつや飲食がうまくできないのだとか。そんな辛い過去を乗り越え、今では保護してくれた方のお店の看板猫として頑張って生きている猫ちゃんなのだそうです。
同会の方によると、この子に限らず外で暮らしている猫たちは、事故や虐待に遭うことも少なくないと言います。
外でのんびりしている猫たちを見かけると自由で気楽に生きているようにも見えますが、実際にはとても過酷な環境で暮らしており、カレンダーではそんな実情が少しでも伝われば、との思いで掲載する写真をセレクトしているのだとか。
月ごとのページには昨年と同じく偉人たちの「猫にまつわる名言」が添えられており、毎月、新しい猫ちゃんの写真を眺めながら、それぞれの言葉に思いを馳せてみるのも楽しそうです。
今年は譲渡会でたくさんの猫たちが幸せを掴むことに成功。「猫に代わって感謝の気持ちを伝えたい」との想いから、カレンダーの中に感謝状も印刷されています。
また、このカレンダーの印刷や発送作業は障がい者の方が働く事業所で行われており、カレンダーを購入することで、猫の殺処分を減らす活動資金となるとともに、障がい者の人たちの雇用にも貢献できるチャリティーカレンダーとなっています。
<売上金の使用例>
1部購入…缶詰8缶
2部購入…粉ミルク1缶
3部購入…保護猫1匹に虫下しやフロントラインの実施
カレンダーは中綴じ壁掛けタイプでA4サイズ(壁掛け時はA3サイズ)、価格は1冊1,000円(税込)。公式サイトから購入することができます。
<福岡ねこともの会>
⇒カレンダー販売ページ
その他にも、同会では10月・12月を除く毎月第4土曜日に猫の譲渡会を開催。来月11月25日には大野城市にて譲渡会が行われる予定となっています。
猫の譲渡会
日程:2017年11月25日(土)
時間:10:00〜12:00
会場:大野城まどかぴあ 市役所側北入口
福岡県大野城市曙町2-3-1
同会による猫の譲渡会は、今回が今年最後の開催となるようですので、お近くの猫好きな方は覗いてみてはいかがでしょうか。