フランス人アーティストによる「猫デザインの帯」が公開
9月15日(木)にフランス大使公邸で開催された、高級パティスリーブランドの秋冬新作発表会において、フランス人アーティスト「ニコラ・ビュフ(Nicolas Buffe)」氏による猫デザインの帯が公開されました。
<発表会の様子>
ニコラ・ビュフ氏(写真右端)は1978年生まれのフランス人で、パリ国立高等美術学校を卒業、2007年からは東京を拠点にしているアーティスト。ヨーロッパの古典美術にくわえ、日本や米国のサブカルチャー混合した作品が特徴で、ファッションやオペラのアートディレクションなど、美術以外での活動もされている方です。
今回公開された帯にデザインされている猫は、同じくフランス人で、パティシエ界のピカソと呼ばれるピエール・エルメ氏とコラボレーションして生まれた詩的ストーリー「太陽と月の王国のものがたり」の中に登場するキャラクターで、「月の皇女リリ」のペットの猫。
<太陽と月の王国のものがたり>引用:pierreherme.co.jp/events/nb2016.html
このストーリーは、ピエール・エルメ氏のお店の商品パッケージのデザインなどにも採用されているもので、今回、和装の代表アイテムである「帯」との異色なコラボレーションには国内外から注目が集まりそうです。
黒留袖に映えるにゃ
こちらはホワイトの帯
こちらはブラックの帯
実はこの帯、ブラックとホワイトのリバーシブルになっていて、TPOや着物の色に応じて一本で使い分けができるようになっているのです。
ホワイト&ブラック
とっても個性的で可愛らしい帯ですよね。
しかし残念ながら、この帯はまだデザイン発表の段階であり、商品化して発売されたり、他の和装品への展開などは未定となっています。身近な商品とコラボして猫グッズとして登場するのも期待したいですね。
→その他の猫ファッション記事