ニャンともかわいいお客さん♪ 窓辺にやってくる猫の写真を楽しめるカレンダーが登場
ふと窓辺に目をやると、外に猫の気配がする…。
猫に興味がない人にとっては招かれざる客ですが、猫が好きな人にとっては可愛いお客さん。
これはマンション暮らしではなかなか味わえない体験で、家の中にいる猫の匂いにつられてやってくるのか、愛猫家が発するオーラをたどってやってくるのか、それとも手当たり次第突撃訪問をしているのか。その理由は分かりませんが、ネコ好きな人にとっては一軒家に住む楽しみのひとつとも言えます。
そんな猫に好かれてしまうお宅の窓辺にやってきた猫の写真ばかりを収録して注目を集めたのが、2015年に発売された「庭猫」という写真集。
写真家の安彦幸枝(あびこ さちえ)さんの実家にやってくる猫たちの日常を切りとった写真集で、登場するのは庭に住み着いた庭猫アフとサブ。
ある日振り返ると網戸に張り付いていたという2匹の猫は、その日を境に「ご飯はまだか」と毎日欠かさず張り付くようになり、いつのまにか安彦さんの被写体に。家で飼う猫と庭に住み着いた猫、飼い主の日常などを捉えたちょっと奇妙でせつない写真集は、インパクトのある表紙や自由気ままな姿が猫好きの人々を心を捉えて話題になりました。
その人気写真集が2020年のカレンダーとなって発売。
写真集に収録されているカットはもちろん、未発表のカットも含めて厳選した12点の写真で構成されていて、切ない表情やユーモラスな体勢など自然体の猫の魅力がつまった内容となっているほか、各写真には安彦さんの短いコメントも添えられており、一瞬のストーリーを楽しみながらアフとサブの日常を眺めていると優しい気持ちになれる癒やしのカレンダーです。
カレンダーには大安や仏滅などの六曜、春分や夏至などの二十四節気、月の満ち欠けを表す朔望などを記載。
どの月も前後のカレンダーが小さく表示されているので月をまたいだ予定も確認しやすいほか、6週ある月の場合でも月末までしっかりと予定が書き込めるように実用的なデザインとなっています。
かわいい猫の写真ばかりを詰め込んだカレンダーにはちょっぴり飽きてしまった…という人は、庭に訪れる猫たちの素朴な日常を眺めて癒やされてみては。
頁数:28ページ
寸法:30 x 40 x 0.3 cm
発売:2019年9月12日
出版: エムディエヌコーポレーション
安彦 幸枝(あびこ さちえ)
写真家。東京生まれ。父のデザイン事務所でアシスタントを務めた後、写真家 泊昭雄氏に師事。猫以外には旅と食を得意とし、機内誌や旅雑誌、ガイドブックや書籍などを中心に国内外で活躍中。本カレンダーに登場しているアフとサブが主人公の写真集『庭猫』をパイインターナショナルより刊行。そのほかにも、写真集『荒汐部屋のすもうねこ』(平凡社)、著書『どこへ行っても犬と猫』(KADOKAWA)など多数出版。
画像提供:MdN Corporation