ドリカムの中村正人が猫トイレを発案!流水で自動洗浄できる「ネコレット」大和ハウスから発売
「猫のお世話で大変に感じていることは何?」というアンケートで、よく上位に挙げられる回答がトイレ掃除。
近年は全自動猫トイレといった清掃頻度が少なくてすむ商品も発売されていますが、オシッコシートや固まった猫砂は、人間の手で取り除いて捨てに行かなければなりません。
そんな負担を軽減してくれるのが大和ハウス工業から発売された「ネコレット」。
大きさはまるで家具のようなサイズ感ですが、これは「シャンプーシンク」と「水栓トイレ」が一体化した猫専用のユニットバスで、1階部分が猫のトイレスペース。
と言っても、置いてあるトイレ自体は市販のもので、その下の部分が洗濯機の水受けのような役割を果たす「猫トイレパン」になっているのが特徴です。
ここに猫用システムトイレの上半分(カバー+すのこ)を置いて猫砂をセットすると、通常は下に敷いたオシッコシートに流れ落ちる尿が、猫トイレパンに流れていくという仕組み。
トイレパンの広さは多頭飼いに人気のあるワイドタイプも入る設計で、付属のセンサーによって猫の動きを検知できるため、退出後は自動でトイレパンを流水洗浄することができるほか、手動洗浄モードに切り替えれば尿の健康状態を確認してから流すこともできます。
もちろん、すのこの上に敷いた猫砂を定期的に取り換えたり、ウンチを取り除いたりする必要はありますが、尿をたっぷり吸ったオシッコシートや固まった猫砂を捨てる手間から解放されるのは大きなメリット。定期購入している消耗品を減らすことができるのでお財布に優しい側面も持ち合わせています。
一方、トイレの上にあるのは便利な機能がそろったシャンプーシンク。
長毛種や毛玉を吐きやすい猫は定期的なシャンプーが必要で、特に高齢猫になると粗相が増えたり、毛づくろいの回数が減って被毛が臭いやすいため、体を清潔に保ってあげる必要があります。しかし、一般的なシンクで猫を洗おうとすると、動いて洗いにくかったり周囲に水が飛び散ることも少なくありません。
「ネコレット」のシャンプーシンクは、猫のシャワーに対するストレスを軽減させるため、広々とした深型サイズ(深さ22cm×幅63cm×奥行37.5cm)になっていて、底の部分には転倒防止を目的とした滑り止めのゴムマットを採用。
また、シンクの三面を高くして洗っている時の水跳ねを防止したり、大型排水口を設けることにより抜け毛づまりにも配慮した設計になっています。
シャワーが終わって付属のボードを閉めればシンクにフタをすることができ、加えてドライヤーをするのにちょうど良い高さの台へと早変わり。ドライヤー用のクリップも設置されているため、ハンズフリーの状態で猫を乾かすのに専念することができます。
その他にも、シャンプーシンクの側面には引き出し収納があり、シャンプーやブラシなどのお手入れグッズからトイレまわりの備品まで、すぐに出し入れできる使い勝手の良い仕様になっています。
この猫専用ユニットバスを発案したのは、人気ミュージシャンDREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)のメンバーである中村正人さん。
現在3匹の猫を飼っている中村さんは猫バトラー(=猫の執事)を自称し、「猫のために働き続けている」と語るほどの愛猫家。自身のブログでは「ネコレット」が3年越しの夢であり、大和ハウス工業と宇都宮工業の協業によって実現したことが明かされています。
発売元の大和ハウス工業によると、ユニットバスの本体価格は36万3,000円で、猫トイレパン単体では19万5,800円。年間の販売目標には100ユニットを掲げています。
<参考>
・猫が好む横幅は50cm以上なのニャ♪ 服部幸獣医師×ライオンが共同開発した猫トイレが登場
・ニャンと砂の色が5色に変化するッ…!自宅で手軽に尿検査できる猫砂「しぐにゃる」誕生
・人工知能でネコの症状を自動判定してくれる!スマート猫トイレ「トレッタ」に新サービスが追加
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