猫の首輪型デバイスCatlogが一般販売を開始!記録したデータを見れるスマホアプリも公開
猫の活動データを自動で記録する首輪型ウェアラブルデバイス「Catlog(キャトログ)」が先月、専用アプリの公開と一般販売を開始しました。
Catlogは猫の首に装着するだけで歩いたり走ったりする運動をはじめ、睡眠や休息、飲食の回数など、猫の健康管理に大切な情報を24時間記録。飼い主さんが外出中に愛猫の様子が気になった時は、専用のスマホアプリを通じていつでも活動データを見ることができる「猫を見守る」ための首輪です。
サービス全体はデータを記録する首輪型の「Pendant」、データを中継する「Home」、データを閲覧する「アプリ」の3つで構成。
「Pendant」に内蔵された加速度センサーで猫の行動ログを取得し、そのデータは無線LANで接続した「Home」を経由してサーバーへ転送され、飼い主さんのスマホにインストールした専用アプリでデータを見ることができます。
これまでは試作品の「Pendant」を装着した猫の行動データを収集して精度を向上させる開発作業や検証テスト、実機に触れて体験できる実物展示などが行われていましたが、9月に開発の最終調整を終えて工場での量産を開始。クラウドファンディングの先行販売で購入したユーザーに対して順次製品の発送が始まっています。
それと同時に、これまで詳細が明らかになっていなかったスマホアプリについての情報が公開されました。
今回の初期バージョンでは猫の行動のうち「ごはん」「睡眠」「歩く」「走る」「運動」を検知してデータを収集。専用アプリの「タイムライン画面」から行動別に当日の合計データを見ることができ、例えば食事の時刻が普段と違うなどの気になる変化があれば、1日分の行動履歴を時系列で振り返ることができます。
また「猫日誌」画面では、前日以前の行動データについても日別に振り返ることが可能。
グラフで確認したい場合は各行動のメニューをタップすると画面が遷移し、週・月・年単位でのグラフを見ることができるため、短期の異常だけでなく中長期の変化にも気づきやすくなります。
※初期は一部機能に制限あり
アプリは無料で利用することもできますが(=プチみまもりプラン)、月額380円(=みまもりプラン)と月額580円(=猫バカプラン)の有料プランがあり、それぞれ利用できる機能などが異なります。
「プチみまもりプラン」の場合は表示される行動分類が基本の5行動(食べる・寝る・くつろぐ・走る・歩く)に限られ、閲覧できるデータ範囲は現在と直近の様子が対象。「みまもりプラン」はそれに加えて、今後検知できるようになる「水飲み」「ジャンプ」「嘔吐」「トイレ」の行動ラベルを追加で表示できるほか、共同飼い主の設定やアイコンのカスタマイズにも対応。
さらに「猫バカプラン」ではグラフなどすべてのデータが無期限で参照できるようになり、他の猫と行動量が比較できる新機能の利用や、1年に1度「リアル猫日誌」が製本されて届くといったサービス内容が含まれています。
製品は小さな荷物を専用BOXで手軽に送れるヤマト運輸の「宅急便コンパクト」にて配送。
クロネコヤマトとコラボして開発&製造した箱の外側や内側には猫のイラストや写真が描かれているほか、中にはマリッジリングの入ったアクセサリーケースをイメージしてデザインされたというCatlogのパッケージが封入。
デバイスを取り出した後は愛猫の抜け落ちたヒゲや乳歯を保管したり、ブラッシングで採取した毛玉入れ、飼い主さんのアクセサリー入れなどとして再利用できるように中蓋も同封されています。
公式HPのオフィシャルストアでは数量限定でCatlogの一般販売が開始されており、価格は14,800円。室温センサー内蔵の「Catlog Home」と加速度センサー内蔵の「Catlog Pendant」、さらに希望サイズのベルトがセットになっています。
利用するにはiPhoneアプリのダウンロード&インストールが必要で、Android版は本年度中のリリースが予定されています。
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