【レビュー】猫の嘔吐もラクラクお掃除!クッションフロアを導入してみた

どうも製品レビュー担当の鈴木です。

この記事は、約28,000円のお金と6時間ほどの労力をかけて、5畳の部屋にビニール素材のクッションフロアを自分で設置してみた体験記です。猫の嘔吐や粗相など、液状の汚れ掃除が大きな負担になっている方は、お掃除がぐっと楽になると思いますので参考にしてみてください。

<購入したもの>
・クッションフロア × 1個 = 14,000円
・両面テープ × 2個 = 3,000円
・施工道具5点セット = 8,500円
 ⇒消費税+送料で合計 約28,000円ほど。

 


導入の経緯

集合住宅に住む人にとって、猫と快適に暮らすために避けて通れないのが床対策。

マンションやアパート住まいで床がフローリングの場合は、猫のダッシュや着地による階下への衝撃音が気になりますし、ツルツルして滑りやすいので、猫の足に負担がかかりやすくなるといった心配もあります。

猫とフローリングのイメージ写真フローリングは滑るのニャ

一方、畳や絨毯、カーペットなどは衝撃を吸収しやすく足下も滑りにくいのですが、液体が染み込みやすいので猫が嘔吐や粗相をした時の掃除が一苦労。しかも爪が引っかかりやすい素材が多いので、表面がすぐにボロボロになってしまいますよね。

猫とカーペットのイメージ写真猫には優しいけれどお掃除は大変なのニャ

筆者はマンション住まいで多頭飼いをしているため、猫の運動会は日常茶飯事。特に深夜は階下への騒音が気になるので、人間が寝る時には5畳ほどの猫専用部屋に入ってもらい、そこに下記の防音カーペットを敷いていました。

カーペットは時が経つにつれて当然ボロボロになってくるのですが、防音性とクッション性には満足していたので、2年に1度くらいのサイクルで買い換えて継続的に使用。しかし、最近はカーペットに染み込んだ汚れを掃除する負担が大きいと感じるようになってきました。

時間や体力に余裕がある時は良いのですが、寝る前や起床時、疲れて家に帰宅した時などに、水気をたっぷり含んだ吐瀉物がカーペットの奥まで染み込んでしまった場面に遭遇すると、今は見なかったことにしよう・・と現実逃避しそうになることもしばしば。

途方に暮れる猫のイメージイラスト

そんな訳で、液状汚れの掃除負担を減らす方法を調べてたどり着いたのが、見た目はフローリングなのに、ビニール製でクッション性があるシート状の床材「クッションフロア」です。

見た目がフローリングのようなクッションフロアシート見た目はフローリングとほぼ同じ

 

自分でやるか?業者に依頼するか?

クッションフロアは自分で設置することもできますが、業者に依頼するという選択肢もあります。筆者はあまり手先が器用な方ではないので業者に依頼しようと思い都内の施工業者を調べてみると、5畳程度の居室であれば3〜5万円前後で出来るお店をいくつか発見。しかも材料費込み。

スマホでお目当ての情報を見つけた女性のイメージイラスト

しかし、お手頃価格の代わりにクッションフロアの種類を選べなかったり、場合によっては基本料金以外にも養生費、交通費、配送費、駐車場料金など、追加料金が発生することもあるとのことだったので、思い切って自分でやってみることにしましたよ。

 

設置までの手順

クッションフロアを自分で設置する場合の大まかな手順は以下のとおり。

<手順>
購入⇒搬入⇒裁断⇒吸着⇒後処理

シンプルなので全体の流れはイメージしやすいのではないでしょうか。では順に見ていきましょう。

 

クッションフロアの購入方法

<購入前の確認ポイント>
1. 購入するお店を決める
2. シートの種類を決める
3. シートの長さを決める
4. 必要な道具を決める

1.まずはお店選び。クッションフロアでググってみると本記事の調査時点(2018年1月)では壁紙屋本舗、和幸堂プロ、RESTAなどのショップが出てきますが、販売店と製造メーカーは別であることが大半なので、同じ商品であれば何処で買ってもそこまで大きな差はないと思います。品揃えが多そうなお店をいくつか見てみて、欲しい商品を決めたら気に入ったお店で購入すると良いでしょう。

筆者の場合は楽天の「壁紙屋本舗」で購入しました。

2.続いて商品選び。クッションフロアシートは色んな種類がありますので、性面、価格、デザインなどを見て気に入った商品をいくつかピックアップしたら、それらのサンプルを取り寄せて実際に見て触れてから決めることを強くお勧めします。ずっと床に敷いておくモノなので、性能はもちろん見た目が想像していたものと違っていた・・では困ってしまいますからね。

壁紙屋本舗の場合は、A4〜A5サイズのサンプルが1枚39円(税込)で20枚まで取り寄せることが可能。メール便を利用すれば1,000円以下で最大20枚のサンプルを見比べることができます。筆者はMAXの20枚を取り寄せてみましたよ。

クッションフロアの見本20枚実際に取り寄せた20枚のサンプル

こうやって並べてみると、シートの種類によって部屋の雰囲気がかなり変わりそうな気がしますよね。

クッションフロアシートのサンプルを床に並べた様子

性能は水が染み込まない素材であることが大前提。製品によっては抗菌、消臭、耐傷、耐滑りなどの性能差がありますが、ペット用のクッションフロアシートを選べばそこまで大きな差はないでしょう。

一方、フロアシートの厚さは並べてみるとはっきり違いが分かります。

クッションフロアシート商品別の厚みの違い左から順に2.0 / 2.3 / 2.5 / 3.5ミリ

シートが厚いほど猫が着地した時の衝撃や衝撃音の低減に繋がるはず・・なのですが、1ミリ程度の厚さで体感的な違いがあるのか疑問に感じたので、結局、厚さもあまり気にせず、部屋のフローリングの色との相性で選ぶことに。

最終候補に残ったクッションフロア3種類選んだのは真ん中のクッションフロア
メーカー:サンゲツ/型番:HW-1169

床に置いた状態だとあまりビニール素材っぽく見えませんが、実際手に取ってみると大きくしなる、柔らかい素材であることが分かります。表面の質感は製品ごとに微妙に違いますが、基本的には洗面所やトイレの床に使われている素材にかなり近いですね。

クッションフロアのシートを手に持ったイメージ

クッションフロアのしなる様子

裏をめくると製品名や型番などが貼り付けてあるので、どの製品のサンプルなのか簡単に識別できるようになっています。

クッションフロアのサンプル裏面には製品名や型番が記載

3.注意が必要なのはシートの長さ。
どのクッションフロアも一片の長さはあらかじめ決められていて、もう一片の長さを必要な分だけ指定して購入する形になります。

とは言っても、どれだけの長さが必要なのか初心者には分かりづらいですよね。壁紙屋本舗のサイトでは、クッションフロアの一辺の長さと部屋の縦横幅を入力すると、必要となるシートの長さを自動で計算してくれるフォームが用意されています。例えば製品の横幅は180cmと決まっていて、部屋の広さを400cm×300cmと入力すると「約6メールの長さ分シートを購入する必要があります」といった具合に表示してくれるので、簡単に必要な長さを知ることができます。

ただし、クッションフロアに木目や柄がある場合は、縦方向に敷くのか横方向に敷くのかでお部屋のイメージが変わってきますよね。すると、必要なシートの長さも変わってきてしまうので、縦横どちら方向に敷くのか決めてから計算フォームを使用すると良いでしょう。

その他に購入前に注意が必要なのは、クッションフロアのシートを「接着剤」または「両面テープ」のどちらで床に固定するのか、あらかじめ決めておいた方が良いということ。シートの素材によってはどちらかの方法でしか接着できない(または推奨されていない)ということがあるからです。

筆者の場合は接着剤だと剥がす時に面倒な気がしたので、両面テープで設置できるタイプのクッションフロアを選択。迷って決められない場合はお店の人に相談してみるとよいでしょう。

4.最後は作業の際に必要となる道具選び。
筆者は家に使えそうな道具が一つもなかったので、クッションフロア以外に下記の道具を購入しました。

・両面テープ×2個 ⇒ 3,000円
・クッションフロア施工道具5点セット ⇒ 8,500円

ちなみに5点セットの内容はこちら。

クッションフロア施工道具5点セット

写真左の道具から順に紹介していきます。

<ジョイントローラー>
床とシートの間に両面テープを貼った状態で、その上からゴリゴリ押して圧着するのに使うローラーです。見た目は小さいですが重量は650gと手で持つとかなり重め。必須かというとそうでもなく、足でふみふみしても圧着できるかも。

<地ベラ>★
部屋の角のクッションフロアを綺麗にカットするのに使います。コーナーカッターと合わせて使用。

<継ぎ目処理剤>★
クッションフロアをカットして部屋全体に敷き詰める場合、シート間にできる隙間を埋めて剥がれにくくするのが、この継ぎ目処理剤。

<大型カッター>
クッションフロアをカットするのに使用。これは普通のカッターでも代用できるでしょう。

<コーナーカッター>★
壁際のクッションフロアの端を綺麗にカットできるカッター。これはあったほうが便利かも。

どれも必須という訳ではありませんが、より綺麗に設置したい場合は★マークを付けた3つくらいは揃えておいたほうが良いかもしれません。もちろん代用できそうな道具を既に持っていればそれを使いましょう。また、クッションフロアを接着剤で固定する場合は、必要な道具が上記とは少し異なるはずですのでご注意を。

クッションフロアと道具を揃えたら後は作業をするだけ。ぱぱっと紹介していきますよ。

 

クッションフロアの搬入

筆者が床対策をする部屋の広さは約5畳。クッションフロアを導入する前の部屋には、こんな感じでカーペットが敷いてありました。

クッションフロアを導入する前の部屋の様子うーん汚い(。>﹏<。)

まずは敷いてあるカーペットを引っぺがします。
部屋からカーペットを撤去した状態

続いて届いたクッションフロアシートを部屋の中に搬入。
クッションフロアを部屋に搬入

大きさは1.8m×6.0mあるので実物は写真で見るよりも大きく感じます。
搬入したクッションフロアの至近距離イメージ

シートを部屋の中に広げてみるとこんな感じ。これをカットしてフローリングに敷き詰めるわけです。
クッションフロアを部屋に広げた様子

 

クッションフロアを裁断

クッションフロアを広げただけでは部屋の床全体を覆うことができないので、今回の場合は大きく2つにカットして継ぎ合わせる形で進めていきます。

部屋の長さに合わせてクッションフロアをカットしたら、実際に敷いて完成形をイメージしてみましょう。

クッションフロアをカットして部屋に広げた様子部屋の雰囲気が少し明るくなりました

クッションフロアを注文する段階でどの長さで何枚にカットするのか決まっているはずなので、事前のシミュレーションをしっかりと行ってから購入するようにしましょう。

 

クッションフロアの接着

仮敷きが終わったらフローリングに両面テープを格子状に貼っていきます。

部屋のフローリングに両面テープを格子状に貼るテープの位置がなるべく均等になるように

格子状に貼った両面テープの上にクッションフロアを敷くテープが足りずに中途半端になった箇所も…

格子状に貼り終わったら両面テープの表面を剥がし、その上にフローリングを敷いてローラーでコロコロして圧着させていきます。ちなみにこのローラー、見た目は小さいですが先端部はかなり重くなっているので、意外と少ない力で圧着できますよ。

ローラーでクッションフロアを固定

 

後処理

クッションフロアを床にまんべんなく貼り付け終わると、壁際の部分がこのように浮いた形になります(写真の左側部分)。
クッションフロアをフローリングに貼り付けた状態

ここで活躍するのが、施工道具5点セットの中にあった「コーナーカッター」というアイテム。
クッションフロアをキレイにカットする道具・コーナーカッター

取っ手部分を握ったら壁に強く押し当て、そのまま壁際のラインに沿って滑らせるだけで、スーッとクッションフロアが切れていきます。
コーナーカッターでクッションフロアの端をカットした様子

しかしコーナーカッターの構造上、部屋の角から数センチ分はカットすることができません。
クッションフロアの切り残し部分

そこで活躍するのが、またまた5点セットの中にあった「地ベラ」というアイテム。
クッションフロアの角をカットするのに便利な「地ベラ」

コーナーカッターでカットできなかった部分にこのように押し当てます。
地ベラをクッションフロアの角に押し当てている状態

後は地ベラに沿ってカッターナイフでカットすればキレイに切り落とすことができます。

この後処理の作業は、部屋の形がキレイな四角形であれば初心者でもわりと簡単にできるのですが、例えば下記の部屋のように凹凸部分があると、地ベラとカッターを駆使してギザギザにカットしなければならず、それには少しコツや慣れが必要かもしれません。

角に凹凸のあるフローリングのイメージ写真

例えばこの部分、筆者的にはわりと上手くカットできている方なのですが、
クッションフロアの角の仕上がり(良い例)

場所によっては、穴が空いたような感じで少し粗さが目立ってしまうような箇所もありました。
クッションフロアの角の仕上がり(悪い例)

こうした部分を未経験の人が上手に仕上げるのは少々難しいような気がしますので、見た目をキレイに仕上げることの重要度が高い人は業者に頼んだほうが良いかもしれません。

筆者の場合は、掃除の負担を減らすことに重点をおいていたので、これくらいの見た目であれば何とか許容範囲。どうしても気になる場合は、クッションフロアの余った切れ端を上から貼り付けてしまえば隠すこともできそうです。

また、シートをまっすぐにカットできていない部分があると、シート間の接合部分に隙間が生じやすくなり、隙間が大きいと継ぎ目処理剤を使っても埋めるのが難しくなってしまうので注意が必要です。

 

設置後の感想

水汚れのお掃除はとてもやりやすくなりました。猫が嘔吐したものは固形物をティッシュで取ってから、除菌ティッシュで1〜2回こするだけですっかりキレイになります。カーペットの時のような染み抜きをしなくてよいので、ほとんど手間がかかりません。

また、カーペットの時はカリカリの食べかすや猫の毛が絡みついてしまい、掃除機で念入りに吸わないと取れなかったのですが、クッションフロアはビニール素材なので絡みつくことはありません。シートの上に毛やホコリがふんわり乗っているような状態になるので、掃除機をかけるだけでサッと取り除けるのも快適になったと感じられる点です。

 

Q&A

その他、猫の汚れ対策としてクッションフロアを導入するにあたり、疑問に思いそうな点をまとめてみました。

猫の爪は引っかからないの?
これはサンプルを取り寄せただけでは分からないので少し心配だったのですが、筆者が購入したクッションフロアは柔軟性はあるけれど表面はわりと硬く、猫の爪が食い込んだり引っかかったりするような事態は起こっていません。

ニオイは気にならないの?
最初の方は部屋に入るたびにクッションフロアのニオイを実感していましたが、そこまで嫌なニオイではないので個人的には許容範囲でした。シートのニオイはサンプルを取り寄せれば確認できるので、それを部屋いっぱいに敷き詰めても気にならなそうかイメージしてみましょう。天日干しするとニオイが取れるという情報もありますので、気になる場合はやってみると良いかもしれませんね。

衝撃音は気にならないの?
筆者の家には、キャットタワーの高い位置から頻繁に飛び降りる猫が1匹いるのですが、以前使っていたカーペットよりもかなり薄くなったので、着地音は正直以前よりうるさくなりました。。そのため、猫が頻繁に着地する場所に100均で買ってきたジョイントマットを両面テープで固定し、その上に余ったクッションフロアを敷いて防音+水汚れ対策をしてあります。

これに限らず、クッションフロアの余りは何かと使えるケースがありました。

木製のケージや布製の猫ハウスなど、猫が吐いたりしてお掃除に困っている場所があれば、クッションフロアをチョキチョキッと適度なサイズにカットして敷いておくだけで掃除がぐっと楽になりますので、置き場所に困らないようであれば想定よりも少し長めに購入しておくのも良いかもしれませんね。

というわけで今回はクッションフロアの購入から設置までの手順をご紹介しました。
皆さん、より快適な猫ライフをお楽しみください。

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