【犯人はもちろん猫】ティッシュを散らかしまくった部屋が悲劇的→それでも猫を飼うことをオススメする飼い主さんに称賛の声が寄せられる

猫はとっても好奇心旺盛な動物で、部屋の中にある色んなものに興味を示しますが、特に注意したいのがティッシュ箱。

ティッシュが気になる猫のイメージ写真
これは気になるニャ

ひらひらと揺れる動きが狩猟本能をかきたてるのか、猫はティッシュで遊ぶのが大好き。箱の隙間に手を突っ込むと爪にティッシュが引っ掛かり、掘れば掘るほど出てくるので夢中になって遊んでしまうことから、ティッシュ箱は裏返しておくことが猫の飼い主さんの間では暗黙の了解となっています。

しかし、その掟を忘れてしまった場合、高確率で悲劇に見舞われることになります。2匹の白猫を飼っている花鶴亀(@PapasKanas)さんも、そんな絶望感を味わった飼い主のひとり。

現場を目撃した時の写真を自身のTwitterに投稿しています。

猫のイタズラによって散らかされたティッシュ
ニャンともむごたらしい…

部屋の中は何か事件でもあったのではないか?と思わせられるような散らかり具合で、とりわけ目を引くのは床に散乱しているティッシュの残骸。

よく見ると、ところどころ八つ裂きにされている状態から、単にティッシュ箱から掘り出されたのではなく、散々いたぶられた末に放置されたであろうことが容易に推察されます。

茶色い箱の中に新品のまま収められていたはずのティッシュが、自らの役目を果たせぬままズタボロにされてしまったことを思うと、何ともやるせない気持ちになってしまいますが、その傍らには犯人と思しき一匹の白猫がしれーっと佇んでいます。まるで私はやっていませんよと言わんばかりの態度で。

ティッシュ箱からティッシュを掘り出しまくった猫
誰がやったのかニャ!?

散らかった部屋を掃除しなければならない労力や、葬られてしまったティッシュの無念さを思うと、猫を責めたくなる気持ちになりそうなものですが、飼い主さんにとっては「あるある」な出来事。被害にあった花鶴亀さんも、この写真に「だから 猫との暮らしはおすすめです 🙂」と、ポジティブなメッセージを添えてTwitterに投稿しています。

ツイートを見たユーザーからは「笑っちゃいました」「派手にやりましたねー!」「飼い主さんファイトです」「お掃除がんばって!」「わかります(笑)」など、飼い主さんに共感するコメントが続々と寄せられており、本記事の執筆時点では6,000件を超える”いいね”を獲得するなど大きな反響を呼んでいます。

しかし、いくらネコ好きとは言え、人間であれば日によって気分の浮き沈みがあるもの。落ち込んでいる時にこんな場面に遭遇してしまったら心が折れそうな気もしますが、実際にはどうなのでしょうか。飼い主である花鶴亀さんにインタビューしてみました。

まずは、現場を目撃した時の心境について聞いてみたところ「その瞬間、笑って膝から崩れ落ちました」と当時の思いを回想。やはりあの光景を目の当たりにすると、少なからずショックを受けるようですが、その後はしばらく猫ちゃんと見つめ合い、笑いが止まらなかったのだそう。

実は飼い主さんが猫のティッシュ被害にあったのは今回で10回目。笑ってしまった背景には、猫に何をされても見ているだけで楽しくて愛おしいという気持ちがあるからだと言います。

また、後始末をしている時には「箱ひっくり返すの忘れたのはワタシだから仕方ないな〜」「にしても楽しかったんだろうな〜」などと思いを巡らせているそうで、猫の責任を問うような思考は皆無。

その一方で「あー、コレはお尻拭き用だな」「コレはまだキレイだから折り畳んで再利用できるな」「チリヂリのは集めて丸めて掃除用だ」といった具合に、ティッシュの残りをテキパキと選別。大変な状況にもかかわらず前向きな思考を並行処理している様子から、場馴れしている感じがヒシヒシと伝わってきます。

猫愛あふれる花鶴亀さんが一緒に暮らしているのは、のんびりマイペースな亀くん(♂)と、神経質で甘えん坊な鶴ちゃん(♀)という2匹の白猫。

白猫の兄妹「亀&鶴」
見た目がそっくりな兄妹猫

「コロナが報道され始めた3年ちょっと前、私は飲食店勤務なので長期に休業になりました。その時、自宅で暇を持て余しており、携帯を見ていた時に保護猫サイトに出会いました。色んなサイトを見ましたが、どの保護団体さんも悲鳴を上げているように感じました。今私に出来ることはひとつでも命を繋ぐことかなと思い、直ぐに譲渡の申込みをしたのが始まりです。長生きしてもらいたいという想いを込めて鶴と亀と名付けました。」
(花鶴亀さん)

今回のティッシュ事件は、その2匹による共同作業なのかと思いきや、実は兄・亀くんによる単独犯行。一緒に暮らしていても妹・鶴ちゃんの方はティッシュに興味がないそうで、2匹が力を合わせることによって被害が拡大しなかったのは、飼い主さんにとって幸運なことかもしれません。

そんな花鶴亀さんの勤務先は、東京都港区浜松町にある「伊酒屋カルロッタ🇮🇹」というイタリア料理レストラン。コロナが落ち着き出してからは客足が戻りはじめ、最近ではTwitterを通して繋がった猫好きな人々からも、DMを通じて予約が入るようになってきたと言います。

Twitterでは猫ちゃんたちの日常をメインで紹介しつつ、お店の情報もたまに配信されています。

取材協力:花鶴亀(@PapasKanas)さん

<参考>
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