猫が入ったダンボール、その穴からはみ出た白いふわふわの正体は…?お手々ではなく、なんとモフモフした胸毛だった!

猫の外見的な特徴のひとつに胸毛があります。

猫の胸毛のイメージ写真
顔を埋めたいですかニャ?

猫の胸毛は敵に対して自分の体を大きく見せる効果や、攻撃を受けた時に急所を守る働きがあると言われていますが、柔らかくてボリューム感たっぷりの毛は、目の前にあるとついつい触りたくなってしまうほど魅惑的。そしてそのフサフサ具合は、時に別のものと錯覚させるほどの存在感を放つことがあるようです。

白黒のまだら模様をしたぶち猫の幸(コウ)くんは、ある日、ダンボールの中に入っていたところ、とってもユニークな姿を目撃されてしまいます。その時の様子を捉えた写真がこちら。

穴から胸毛がはみ出てしまった猫の写真
穴から出ているのは…?(提供:飼い主さん)

箱にすっぽり収まったままのんびりと休憩している一匹の猫ちゃん。猫を飼っているお家ではよく見かける光景ですが、注目すべきはダンボールに空いている小さな穴。

このダンボールはもともと爪とぎ商品で、人間が持ちやすいように設けられたと思しき穴ですが、そこから白い「何か」がもそっと飛び出しているのを確認することができます。

一見すると猫ちゃんの可愛いお手々のようにも見えますが、手にしてはちょっぴり短いような感じ。かと言って他に穴から飛び出すものが猫にあっただろうか……と狐につままれたような気分にさせられるワンシーンです。

実はこの穴からハミ出ているものこそが猫の胸毛。確かに胸のあたりに近い位置ではありますが、毛にしてはぽっこり飛び出しすぎていて、この光景を見た飼い主さんも、最初は手が出ているものと思っていたら胸毛だと気づいてビックリ。あまりにも面白くてすぐ写真に残そうとスマホを手に取ってしまったと言います。

それにしてもこの猫ちゃん、長毛種には見えませんが、胸毛がこんなに飛び出るものなのでしょうか。

飼い主さんに詳しい話を聞いてみると、「この子は元保護猫の雑種でして、保護団体様の情報では父猫と見られる猫ちゃんが、長毛種であるノルウェージャンフォレストキャットの血が濃く入ったような風貌だったそうです。そのため、おそらく遺伝でモフモフな毛並みに育ったのだと思います。」と推測。

ぶち猫の幸(コウ)くん
立派な胸毛の持ち主

実際の毛はそれほど長くもなく、内側に細かい毛が生えたダブルコートのような感じの手触りなのだとか。また、飼い主さんの印象では「箱の向き」「猫の向き」「猫の姿勢」がうまく一致しないと、今回のように胸毛がはみ出すのは難しいようで、「次はいつ見られるのか、楽しみにしています(笑)」と再び幸運が訪れるのを心待ちにしている様子。

人間からすると何とも可愛らしい瞬間を見てしまった微笑ましいエピソードですが、当の猫ちゃんは「普段と変わりなく、「どうしたの?」っという感じでした。いつもおっとりしている性格なので、猫は冷静、人間が一人で騒いでいたのかも知れません(笑)」と、胸毛がはみ出たことは気にも掛けていなかったようです。

思わぬ場所から胸毛が飛び出てしまった幸(コウ)くんは、現在5歳のオス猫で、後頭部がおにぎりに似た模様をしているのもチャームポイント。

後頭部の柄がおにぎりに似ている猫の幸(コウ)くん
可愛いおにぎり型

人に甘えるのが好きな猫ちゃんで、普段はおっとり&マイペースな感じで静かに過ごしているけれど、オヤツが欲しい時はかなりしつこく鳴いてアピールする積極的な一面もあると言います。

飼い主さんのお家にやってきたのは、保護団体のウェブサイトで見かけたのがきっかけで、出会って一目惚れしたことから里親募集へ申し込むことに。当時コウくんの里親には複数名が立候補していたものの、ご縁があったのか飼い主さん宅が選ばれたため、お家に迎え入れることが出来たのだとか。

その2年後には麦(むぎ)ちゃんという保護猫も仲間入り。

元保護猫の幸(コウ)くんと麦ちゃん
麦(むぎ)♀ちゃんと、幸(こう)♂くん

YouTubeの公式チャンネルでは2匹の何気ない日常が公開されていて、家族に優しく見守られながら自由気ままに過ごしているのが伝わってくるかのようです。

そんな飼い主さんに、愛猫たちと暮らしていて感じることを聞いてみると「お世話は大変なことも多いですが、それをこなすことで自分の人間力も鍛えられて成長していると思います。」と苦労がありつつも前向きに捉えている心境を語ったうえで、「純粋で、神秘的で、そして人間の言葉をほとんど理解できる、そういうパートナーだと日々感じています。」と、猫が人間にはない魅力を持った相棒のような存在であることを明かしてくれました。

取材協力:おにぎり山と栗まんじゅう(@onigiri_kuri)さん

最近の投稿