額縁の中に座ってる猫ちゃんが本物の絵画みたい!飼い主さんがDIYで自作した額縁キャットウォークが斬新すぎる

愛猫のために何かを手作りしてあげるという行為は、猫だけでなく飼い主さんにとっても喜びや達成感をもたらすもの。お部屋の中にキャットタワーや隠れ家などを自作したりして、DIYを楽しんでいる飼い主さんもいます。

Xユーザーの「黒猫つくねちゃん太しっぽ」さんが愛猫のためにDIYで作ったのは、普通のお家ではなかなか見かけないちょっぴり珍しいスペース。なんと絵画を飾る用の大きな額縁があり、その中を猫ちゃんが自由に出入りできるようになっているのです。

額縁の中に座る黒猫
猫と額縁の相性は抜群ニャ(提供:飼い主さん)

ガッシリとした重厚感とヴィンテージ感のある額縁で、名画を飾るのに使われていたのではないかと思わされるような存在感。その中に凛とした佇まいの黒猫が鎮座している姿は、絵の中に描かれたリアルな猫のようにも見えますし、はたまた絵の中から現実世界に飛び出してきた猫のように見えなくもありません。

いかにも猫が映えそうな見た目ではありますが、額縁といえば普通は絵や写真などを飾るためもので、猫が座れるような厚みはないはず。この黒猫ちゃんは一体どうやって中に入り込んで座っているのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみたところ、実はこの額縁、壁に取り付けたキャットウォークと繋がっていて、横や上から入れるようになっているのです。

キャットウォークに額縁を取り付けたDIY事例
斜めから見るとこんな感じ

壁にはたくさんのキャットウォークが設置されていて、そのうちのひとつに額縁が取り付けられているという形。これならキャットウォークを移動するだけで簡単に額縁の中に入ることができそうです。

愛猫を絵画のように眺められるユニークなアイディアで、猫を飼っているお宅には参考になりそうなDIY事例ですが、普通のお家にこれほど大きな額縁はなかなか置いてあるものではありません。飼い主さんのお家も同様で、もともとは先代猫と暮らしている時にキャットウォークをDIYすることになり、その際に額縁も取り入れることを考案。リサイクルショップに足を運び味のあるものを選んで買ってきたのだとか。

絵の中から飛び出してきたかのような黒猫
ポーズが変わると別の絵画みたい

この額縁が似合う黒猫はつくねちゃんという女の子。

人間のことが好きなとても人懐っこい性格で遊ぶのも大好き。普段は飼い主さんとよく一緒に遊んで過ごしているそうです。

つくねちゃんが今のお家にやってきたのは、飼い主さんが先代猫を亡くした後に保護猫カフェで出会ったのがきっかけで、額縁と対面したのは1週間くらいたった頃。最初は警戒しながら様子を見ていたそうですが、そのうち好奇心を抑えきれなくなったのか、意を決してキャットウォークから額縁の中にイン。その光景を初めて見た飼い主さんは「やっぱり猫はどんなポーズでも絵になるなー」と感じたと言います。

今ではお気に入りスポットのひとつになったようで、額縁を通り抜けて他のキャットウォークに移動したり、額縁の中に座って部屋の様子を眺めたりと、額縁の中に入っている姿を見かけない日はないほど。入り方のバリエーションもさまざまで、横から入ったり正面から飛び込んだり、猫じゃらしで誘ってあげると遊びながら入ってくることもあるのだそう。

絵画のように見える額縁の中の黒猫
お家の中が愛猫の美術館に

額縁があることで猫ちゃんは大いに楽しんでいるようですが、飼い主さん自身はどのように感じているのでしょうか。

その点について聞いてみると「猫じゃらしで遊びながら額縁に入るように誘ったり、コミュニケーションを取りながら飼い主もその姿を楽しんでいます。飼い主が楽しんでいると猫もわかっているようです。」とコメント。自身が楽しみつつ愛猫と心を通わせる場としても機能しているようです。

SNSではつくねちゃんが遊び回って遊んでいる姿や額縁に収まっている姿など、何気ない日常風景を公開していて、猫との暮らしを満喫している様子の飼い主さん。

猫の絵画のように見える、額縁の中にたたずむ猫
新しい形の猫アート

一緒に生活していて感じる猫の魅力について聞いてみると「猫は飼ってみると思っていたよりずっと表情豊かで、感情も表してくれるしコミュニケーションも取れます。」と語ったうえで、「猫によって元気な子も穏やかな子もいろいろ性格があるので、保護猫カフェで自分との相性を見てからお迎えすることがおすすめです。」と、これから猫を飼おうと考えている人に向けてメッセージを寄せてくれました。

取材協力:黒猫つくねちゃん太しっぽ(@oreo_blackcat)さん

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