初めてのお家にやってきた子猫が3時間で家主のベッドを占領、あまりの大胆さに「将来大物になりそう」「もはや主の風格」などSNSで大絶賛
猫は初めての環境にとても敏感で、見知らぬ生物やモノ、音などに警戒心を抱く動物。
見知らぬ場所へやってきた猫が、まず最初に安全な隠れ場所を見つけ出し、そこから少しずつ行動範囲を広げていくのは本能的な防御行動の一つです。
しかし、Xユーザーのおんかつ(@onkatsu11)さんのお家に先日やってきたのは、それとは真逆の行動を見せる大胆不敵な子猫ちゃん。
部屋の中に入ってから3時間後にはベッドの上に体を投げ出して眠り始めるというふてぶてしさで、お腹を見せたまま手足を伸ばして寝転ぶ姿からはリラックスしている様子が伝わってきて、まるで前からこの家に住んでいる猫のよう。
とても先ほど家にやってきた新人とは思えない立ち振る舞いです。
この写真をおんかつさんがSNSに投稿すると、1,400件を超えるリポストと15,000件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「馴染むの早いな~」「安心しきってますね」「もはや主の風格」「大物になる予感」など、肝が据わった子猫の態度に驚きを感じたメッセージがたくさん寄せられ、大きな反響を呼んでいます。
あれ君……我が家に来て3時間ぐらいだよね!?
— おんかつ (@onkatsu11) October 25, 2023
もう私の寝る場所を占領してるんだがw pic.twitter.com/lGKfcYQmp8
とても度胸たっぷりの子猫ちゃんですが、家にやってきた当初はさすがに緊張していたのでは…?ということで、当時の状況について投稿主さんに聞いてみたところ、一番最初はベッドの上でゲージから開放。
すると、その直後にニオイを嗅ぎながら、いきなり走り回る行動に出た子猫ちゃん。初めて知らない場所に来たのであれば、ベッドの下に急いで隠れそうな気もしますが、そんな素振りは一切見せず、到着した瞬間から怖いもの知らずな性格を発揮していて、非凡なものを感じさせるには十分だったようです。
「うちは他に2匹ネコがいますが、いつもベッドを占領されるので、この子も先住ネコと同じ大物になると感じ微笑ましかったです。」
(投稿主さん)
この将来大物になりそうな予感を漂わせている子猫ちゃんは、「れき」くんという名前で、年齢はまだ生後1ヶ月。
写真の状況の後、「れき」くんは堂々としたポーズで2時間ほどベッドの上で眠り、起きて30分ぐらい運動会をするとまたすぐに寝てしまい、次は朝の6時まで長いこと寝ていたのだそう。初めてやってきた場所であろうが、自由気ままにやりたいことをやって好きなだけ眠るという一連の行動力は、どこのお家に行ってもやっていけそうな順応性の高さを感じさせます。
と言うのも、実は「れき」くんの本当の新しいお家はここではなく、別の場所に住んでいるという投稿主さんのお母さんのお家。
その理由はちょっぴり複雑で、以前、愛猫を病気で亡くしてひどく落ち込んでいたお母さんは、家族の勧めもあって新しい子を迎え入れることに。その後、SNSで里親募集をしていた人を通じて知り合った子猫が「れき」くん。現在は2匹の愛猫と暮らしている投稿主さんのお家で預かっている状況で、今後はワクチンを接種し、安定してきたらお母さんの元に送り出す予定なのだとか。
体の大きな先住猫2匹を前にしても、臆することなくマイペースで過ごしている「れき」くん。新しいお家に行っても元気よく過ごせそうな予感がしますね。
投稿主さんのお家で暮らしている先住猫は、ロシアンブルー×ブリティッシュショートヘアのMixであるトト(♂)くん、と、キジ白猫のナナちゃん(♀)。
以前は綺麗で可愛いイメージがあった純血種の猫を飼おうと思っていた投稿主さんですが、ブリーダーの元を訪れて抱っこした時の相性の良さから薦められたのがMix猫のトトくん。その後は猫の遺伝的リスクを意識するようになり、2匹目は里親を募集していた雑種のナナちゃんを迎え入れることに。実際に一緒に暮らしてみると、猫は品種に関係なくすべて可愛いと感じられるようになったことから、今では猫を飼いたいと思っている人に里親募集中の猫をお勧めしているのだとか。
そんな投稿主さん。昔から猫が大好きだったという訳ではないようです。実家が犬を飼っている環境だったため以前はずっと犬派だったものの、ひとり暮らしをするようになってからは、散歩が不要な猫を飼うことに。すると、自身のライフスタイルは猫との相性がとても良かったのだそうで「僕は仕事以外は家に居たいと思うので、愛ネコと遊んだり、一緒にYouTube見ながらモフモフしたり幸せなネコライフを送ってます。」と、今ではすっかり猫派になって幸せに暮らしていることを明かしてくれました。
取材協力:おんかつ(@onkatsu11)さん