アメリカで猫の気象予報士「ベティちゃん」が誕生!飼い主さんのテレワークで思わぬテレビ出演

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、さまざまな職場で導入が拡大しているテレワーク。

他人との距離を保つのはもちろんのこと、ビデオ会議中に飼い猫の姿が映り込んで場の雰囲気を和ますなど、最近ではペットとの意外な相性の良さも指摘されています。

そんな中、アメリカのインディアナ州では、自宅からテレビ番組に出演していた気象予報士の猫が視聴者を魅了して話題になっています。

アメリカ・インディアナ州の気象予報士ジェフ・ライオンズ氏と愛猫のベティ
ダブル気象予報士ニャ(Instagram/@bettytheweathercat)

4月中旬のある日、地元のテレビ局「WFIE」で天気予報の解説を務める気象予報士のジェフ・ライオンズ氏は、自宅のダイニングルームに緑色のスクリーンを設置して、リモートワークで番組に出演するための準備をしていました。彼が部屋にいた飼い猫をおもむろに抱き上げると、その様子をカメラ越しに見ていた番組制作スタッフから「猫を番組に出してくれ」と意外な要請が。

同局で30年以上働いてきた同氏にとって、もちろん初めての出来事。言われるがまま本番中に登場させてみると、放送を見た人々の間でたちまち話題となり「もっと猫ちゃんを見せて!」との声が寄せられるなど一躍人気者に。

自宅からテレワークで天気予報を解説しながら愛猫のベティを抱っこするジェフ・ライオンズ氏
実際の放送シーン(Facebook/Jeff Lyons – 14 News)

この猫は「ベティ」ちゃんという11歳のメス猫。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの混血で、ふさふさの被毛に覆われた可愛らしい容姿をしています。

天気予報の番組に出演するため専用の台座に座る猫のベティ(Betty)
美猫ちゃんなのニャ(Instagram/@bettytheweathercat)

多くの視聴者を虜にしたベティちゃんは、その後、自宅でテレビ出演するため専用のブランケット付き台座を用意してもらうなど、まるで人気お天気キャスターのような待遇。

番組放送中は天気予報の解説をしている横で、台座の上にちょこんと座っていたり、キャットフードを勢いよく食べたりしているほか、時にはライオンズ氏がベティちゃんを抱えながら解説することも。

さらに天気予報の画面の下には「Betty the Weather Cat(ベティの天気予報)」という字幕が表示され、予想気温が高い日にはサングラスをかけたベティちゃんの画像が表示されたりするなど、今や番組の象徴的な存在になっているのです。

テレビ番組で天気予報の解説しながら愛猫のベティ(Betty)を抱っこするジェフ・ライオンズ(Jeff Lyons)
これがテレワークの恩恵か…(Facebook/Jeff Lyons – 14 News)

ネコ好きな人にとっては、こんな天気予報が放送されていたら毎日楽しみに見てしまいそうですよね。

一方のベティちゃん、最近はダイニングルームの電気を点けるとすぐに部屋に入ってくるという仕事熱心ぶり。飼い主さんと一緒にテレビ出演するのが楽しみなのかもしれません。

とは言え、これは自宅からテレワークで出演せざるを得ない状況だからこそ起こった偶然の出来事で、ライオンズ氏によると、仮にスタジオで収録が再開されるようになった場合でもベティちゃんを仕事場に連れて行く予定はないとのこと。

気象予報士が自宅からテレビ番組に出演し、なおかつその愛猫が放送中に脚光を浴びて番組の顔になってしまう…という、以前では考えられないような事態が起こってますが、コロナ禍による閉塞感をちょっぴり和らげてくれそうな心温まる話ですね。

ちなみにベティちゃんはInstagramのアカウント(@bettytheweathercat)を開設していて、ピアノを弾くライオンズ氏の横に寄り添う姿など、天気予報では見られないプライベートな一面も公開されているので興味のある人はチェックしてみては。

<参考>
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出典:@bettytheweathercatJeff Lyons – 14 News

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