マヌルネコの赤ちゃんを見れるチャンスにゃ〜那須どうぶつ王国で7/13から一般公開を開始

栃木県にあるテーマパーク型の動物園「那須どうぶつ王国」で2019年7月13日から、今年生まれたマヌルネコの赤ちゃんの一般公開が開始されます。

那須どうぶつ王国の写真(public domain)
那須どうぶつ王国

マヌルネコはイランから中央アジア、モンゴルなどの荒野に暮らす小型のヤマネコで、今から約519万年前にベンガルヤマネコの祖先から分岐したと推定される古くから生存している動物。

本来は高地に生息しているため冬の寒さに備えて体毛が長く密集して生えており、ずんぐりとした体型に見えるほか、緩くカーブした小さな耳も特徴的で、その可愛らしい風貌から人気が高まっています。

マヌルネコのイメージ写真
私がマヌルネコですニャ

しかし世界的に見てもその生息数は減少しており、日本国内では6施設でのみ飼育。

・旭川市旭山動物園(北海道)
・那須どうぶつ王国(栃木県)
・埼玉県こども動物自然公園(埼玉県)
・上野動物園(東京都)
・東山動植物園(愛知県)
・神戸市立王子動物園(兵庫県)

その中のひとつ、那須どうぶつ王国では今年の4月22日にマヌルネコの赤ちゃんが誕生しています。

那須どうぶつ王国で生まれた2匹のマヌルネコの赤ちゃん
(C) Nasu Animal Kingdom

 

このたび公開されるのは、同園で飼育・展示されているマヌルネコのボル(父親)とポリー(母親)の間に生まれた2頭の赤ちゃんで、大人のマヌルネコの展示エリアでもある「アジアの森」出口と、オリジナルグッズなどを販売している「王国バザール館」の店内に両面ガラス張りの赤ちゃん専用スペースを新設して公開されます。

マヌルネコの赤ちゃんが日本で誕生して公開されるのは珍しいため、この時期だけの愛くるしい表情を眺めに足を運んでみては。

<マヌルネコ赤ちゃんの展示>
公開:2019年7月13日(土)〜
場所:アジアの森出口、王国バザール館店内
時間:10:00~13:00、15:00~営業終了まで
※公開の実施・時間帯は赤ちゃんの体調により中止・変動となる場合あり

また、同園内にある生物多様性啓発型レストラン「ヤマネコテラス 」では、7月13日から7月末までの間、マヌルネコの赤ちゃんの名前を募集。ヤマネコテラスはツシマヤマネコの保護活動の一環として栽培されているツシマヤマネコ米を使用した展望抜群のレストランで、店内ではボリューム満点の鉄板焼き、ツシマヤマネコ米を使ったカレー、ラーメン、お子様ランチ、人気のカピバランチ、ケーキ&ドリンクセットなどが販売されており、期間中は店内で注文した人に名前の投票用紙が配布されます。

さらに2019年7月13日(土)〜8月9日(金)までの間は、人気メディア作品「けものフレンズ」とコラボしたマヌルネコの赤ちゃん誕生祭も開催。赤ちゃんへのメッセージボードの開設や、新キャラクターパネルの展示、レストランとのコラボ企画、オリジナルコラボポストカード贈呈などの催しが予定されています。

那須どうぶつ王国×けものフレンズのコラボ企画第3弾

ちなみに那須どうぶつ王国では、マヌルネコ以外にもさまざまな種類の猫やネコ科動物が飼育されていて、ネコ好きな人にとっては見どころが満載。

屋根付きの通路で屋内施設がつながっている王国タウンエリアには、小型犬や猫とふれあう事ができる「ワンニャンリビング」という施設があり、アビシニアンアメリカンショートヘアエキゾチックショートヘアスコティッシュフォールド、チンチラ、ベンガルラパーマロシアンブルーなどの猫が生活しているほか、170の座席を備えた「アニマルスタジアム」では動物園初の猫によるショー「ザ・キャッツ」を開催中。

那須どうぶつ王国のワンニャンリビングの外観イメージ
ワンニャンリビング

ショーに出演するのは普段「ワンニャンリビング」にいる猫ちゃんたちで、5メートルの高さから飛び降りる迫力のジャンプや、輪くぐり、玉乗り、綱渡りなどのパフォーマンスを通じて、普段はなかなか見ることができない猫が持つ身体能力や知能の高さを間近で感じることができます。

その他にも、亜熱帯の湿地に暮らす動物たちの世界を再現した施設「ウェットランド」では大型のネコ科動物であるジャガーが、日本固有種の保護・保全を目的とした「保全の森」ではツシマヤマネコに近い種類のアムールヤマネコなど、珍しいネコ科動物の飼育展示も行われています。

参考:猫とコタツでぬくぬくするニャ!那須どうぶつ王国で来年3月まで開催中

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