「美味しそう」「極上の一品」置き忘れたフライパンの中でアンモニャイトする猫ちゃんの姿が可愛すぎると話題に

猫が頭とお尻をくっつけて丸くなった姿は古生物のアンモナイトに似ていることから、アンモニャイト・ニャンモナイトなどと呼ばれて親しまれていますが、そのフォルムは円形の容器に収まりやすいことから、意外な場所ですっぽりとハマっている光景を見かけることがあります。

キジ白猫のナツキくんは、先日、キッチンでよく使う”ある調理器具”に入り込んで、アンモニャイトをしていたと言います。それはなんとフライパンの中。

フライパンの中で丸くなってアンモニャイトになるキジ白猫
実際の写真(提供:飼い主さん)

猫が中に入ってアンモニャイトする調理器具と言えば鍋が有名で、SNSでは毎年冬になると「猫鍋」をしている猫さんたちの写真がたくさん見られますが、フライパンに入っている猫ちゃんはなかなかレア。

写真をよく見るとかなり深型のフライパンで、アンモニャイトしているボディがすっぽりとハマっていて、猫ちゃんにとってかなり収まり具合が良いスペースであることが伝わってきます。

この写真が「フライパン片付けるのを忘れてたら一品できてた」という飼い主さんのコメントと共にSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、3,300件を超えるリポストと2.6万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「美味しそう」「いただきます」「かわいすぎる」「極上の一品」などたくさんのメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。

フライパンの中に猫がこんな可愛らしい姿で入っていたら、思わず顔を埋めて匂いを嗅ぎたくなってしまいそうですが、猫ちゃんは何故、この場所でアンモニャイトをしようと思ったのでしょうか。

目撃した飼い主さんに話を聞いてみると、この直前、おもちゃで一緒に遊んでいたという猫ちゃん。ところがふとキッチンの方へ走って行き、なかなか戻ってこなかったので様子を見に行くと、捨てようと思って置きっ放しになっていたフライパンの中に入っていたと言います。

その光景を見て「かわいい!」と感じた飼い主さん。「しつけ的にはやめさせた方が良いのでは?」「衛生的に問題があるのでは?」との思いが頭をよぎったものの、とても可愛かったことから考えるのを止めてしまったのだそう。また、猫ちゃんの動機については「普段は触れさせてもらえないフライパンが、無防備な状態だったので「今だ!」って感じだったのかと思います。」と推測してくれました。

キジ白猫のナツキくん
キジ白猫のナツキくん

ナツキくんがフライパンの中に入っていたのは、今回が初めてのこと。飼い主さんは以前、猫鍋が見れるのを期待して土鍋を置いてみたけれど、その時は入ってくれなかったのだそうで、ナツキくんにとっては深型フライパンのサイズ感&フィット感が気に入ったのかもしれません。

その寝姿を見ると、とっても居心地が良さそうに見えますが、飼い主さんによると実はコレ、眠っている状態ではないのだとか。自分の尻尾と戯れながらグルグルしているところなのだそうで、この後、フライパンに2〜3分ほど滞在してから別のおもちゃへと誘導されてしまったそうです。

フライパンでアンモニャイトをしていたナツキくんは生後10ヶ月の男の子。とても人懐っこい性格で、普段はお家の中を走り回っている元気いっぱいの猫ちゃん。

飼い主さんのお家にやってきたのは、実家で飼っていた柴犬が亡くなってから1年ほど経った頃のこと。

家にやってきた初日のキジ白猫ナツキくん
お迎え初日のナツキくん

当時の心境について「もふもふに飢えていたのかもしれません」と振り返る飼い主さん。ある日、庭に野良猫がやって来たのがきっかけで猫を飼いたいと思うようになり、保健所のホームページを見ていたところナツキくんを発見。一目惚れをしてしまったためお迎えすることにしたのだとか。

そんな飼い主さんにとって、ナツキくんは大切な家族で、毎日癒しを与えてくれる存在。インタビューの最後に「猫はもれなく全員可愛いですが、ナツキは格別でおそろしい程に可愛いです。ナツキからもらった幸せを返せるように尽力していきたいです。」と溺愛している様子が伝わってくるメッセージを寄せてくれました。

取材協力:ナツキ(@miso_setainushi)さん

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