リラックマ生みの親・コンドウアキさんによる初めての猫絵本『おはぎちゃん』、刊行を記念してグッズ化&原画展も開催中
『みかんぼうや』『リラックマ』などの生みの親として知られる、キャラクターデザイナーのコンドウアキさんによる絵本作品『おはぎちゃん』が2月に刊行されました。
コンドウアキさんは、文具会社デザイン室でキャラクター作成や商品デザインなどを手掛け、フリーに転身してからも「うさぎのモフィ」「ニャーおっさん」「ウーとワー」などのキャラクターを制作。その傍らで書籍の執筆を行うようになり、2021年には夢をアメにして売る不思議なお店の物語を描いた『ゆめぎんこう』で第12回リブロ絵本大賞受賞するなど、絵本作家としても活躍しています。
本書はそんなコンドウアキさんが、ときどきSNSに投稿して人気を集めていた猫のイラストを書籍化したもので、主人公はふっくらとした三毛猫の「おはぎちゃん」。堂々とした佇まいは存在感たっぷりで、ぶちの色がきなこ&あんこの「おはぎカラー」であることから、「おはぎちゃん」と呼ばれているのだとか。
気になる絵本の内容は「おはぎちゃんが、そこにいる」というシンプルなもの。畳んだ服の上に、ほどよい箱のなかに、最新のキャットタワーの下の床に、ソファのクッションとクッションの間のなんだか落ち着きのわるそうなところに‥‥。猫を飼っている人なら思わず「あるある」と頷いてしまいそうなシチュエーションばかり。
絵本の中にはイラストや4コマ漫画もあったりと、さまざまなかたちで自由に表現された「おはぎちゃん」の日常を、優しい色彩とゆるっとしたタッチで描画。どっしりと、のんびりと、でーーんと、「ただそこにいる」おはぎちゃんを眺めていると、それだけで心がほっこりして癒やされそうな一冊となっています。
絵本の刊行を記念して、出版元のほぼ日が運営するギャラリー店舗「TOBICHI(とびち)」の東京店・京都店では、「おはぎちゃん」の原画展を開催中。
TOBICHI東京では毎週水曜日に2作品ずつ原画を入れ替えながら2023年6月27日(火)まで開催されているほか、TOBICHI京都では3月22日(水)まで15点の原画が展示されています。
また、「おはぎちゃん」をグッズ化したポーチとキャンディも登場。
ポーチは紐をきゅーっと引っ張って口を閉じると、「おはぎちゃん」の顔になる可愛らしい巾着袋。飴やミント、リップなどのメイク用品、イヤホンや充電器など入れるのにぴったりな巾着袋で、中身をパンパンに詰めれば詰めるほど「おはぎちゃん」の顔がふっくらしてくるというユニークなデザインになっています。
キャンディは世界一おもしろいお菓子屋さんを目指して世界30都市に展開しているキャンディショップ papabubble(パパブブレ)が制作したお菓子で、絵柄は「ドアップのおはぎちゃん」「ウトウト顔のおはぎちゃん」「もふもふした肉球」の3種類がセット。
それぞれラズベリー味、ライム味、猫にちなんだマタタビ科のキウイ味と、異なるフレーバーを楽しめます。
グッズはほぼ日のオンラインストア、およびTOBICHI(東京、京都)にて発売されています。
<参考>
・早口言葉ネタで話題のピン芸人、大谷健太の初絵本「早口ことばえほん なんとニャンコうんこ4こ!」
・ネコの毛色や模様はどうやって決まるのか?詳しく解説した書籍『猫柄図鑑』が刊行!ねこ博士&猫教授の愛猫も登場
・『猫なんかよんでもこない』の作者、漫画家・杉作氏による初めての絵本『こねこのすりすり』が登場
(C) コンドウアキ/HOBONICHI