『猫なんかよんでもこない』の作者、漫画家・杉作氏による初めての絵本『こねこのすりすり』が登場

元プロボクサーという異色の経歴を持つ漫画家、杉作さんの初絵本『こねこのすりすり』が2月15日刊行されました。

絵本『こねこのすりすり』 by 漫画家・杉作
表紙イメージ

こねこのすりすりはお友だちが大好き。けれどからだを「すりすり」すると、お友だちと同じ姿に変身してしまい……。繰り返しの文言と、動物の泣き声がリズミカルで、幼い子どもへ読み聞かせるのにぴったり。

くりかえし読みたくなり、読むとスキンシップがしたくなる。こねこの友情と冒険を描いた物語で、パンダやキリンなど、あまり知られていない動物の泣き声も学べる1冊となっています。

白猫にすりすりする黒い子猫 by 絵本『こねこのすりすり』
「すりすり」するのが大好きニャ

すりすりすると体が変身してしまう子猫の物語 by 絵本『こねこのすりすり』
「すりすり」していると姿が…!?

本書のイラストを手掛けた杉作さんは、新潟県新潟市(旧亀田町)出身の漫画家で、「猫がいなかったらたぶん漫画家になっていなかった」と語るほど、自身にとって猫が大きな存在。

プロボクサー引退後に漫画家を目指し、1999年に初期短編「イモウトヨ」で講談社の青木雄二賞を受賞すると、翌年に飼い猫クロとの日々をネコの目線から描いた『クロ號(くろごう)』で漫画家デビュー。その後はボクシングに人生を捧げる男と2匹の猫の物語描いた『猫なんかよんでもこない。』が40万部のヒットとなり、2016年に実写映画化&テレビアニメ化されたほか、『コクロ』『マル犬ロッキー』など、これまでに多くのマンガ作品を発表しています。

一方、文章を手掛けたのは、編集者として出版社に勤務しながら、絵本の原作者やライターとして活動している、たきのみわこさん。これまでに『しろくまきょうだい』シリーズや、『にんにん! さすけまる』『東大教授がおしえる やばい日本史』シリーズなどの児童書作品を手掛けているほか、『ブラックライトでさがせ! 四季の星座と神話』の構成や、『猫なんかよんでもこない。』『ねこねこ日本史』シリーズの編集なども手掛けています。

本書の刊行を記念して3月31日まではSNSキャンペーンを実施中。『こねこのすりすり』にちなんで、猫がすりすりしている写真を募集するという企画で、参加方法は発行元のTwitter(@PIE_Children)またはInstagram(@pie__ehon)のアカウントをフォローしたのち、猫がすりすりしている写真とともにハッシュタグ「#みんなのすりすり」「#こねこのすりすり」を付けて自身のアカウントに投稿するだけ。

応募者の中から3名に、杉作さんが写真を見て描いた「おうちの猫のイラスト」をプレゼントしてもらえます。

漫画家・杉作さんの愛猫と描き下ろしイラスト
イラストイメージ(例)

また、イオンモール幕張新都心にある「幕張 蔦屋書店」では原画展も実施。本書で描かれている色鮮やかな原画を間近で見られる展示会で、2月15日(水)〜3月15日(水)まで開催される予定となっています。

書名:こねこのすりすり
作者:絵 杉作/訳 たきのみわこ
仕様: B5判変型/ ハードカバー/36ページ(Full Color)
発行:パイ インターナショナル
発売:2023年2月15日

<参考>
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画像提供:PIE International

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