人気児童小説シリーズ・リリアーネ、低学年向け最新刊は「しあわせの黒いねこ」

小学生の女子に人気の児童文学小説「動物と話せる少女リリアーネ」シリーズから、低学年向けの最新作「しあわせの黒いねこ」が3月15日に刊行されました。

動物と話せる少女リリアーネ はじめてのものがたり「しあわせの黒いねこ」

「動物と話せる少女リリアーネ」はドイツの児童文学作家、タニヤ・シュテーブナー(Tanya Stewner)の著作で累計200万部を超える小説シリーズ。

スペシャルIII 小さなロバの大きな勇気! モルモットの親友をさがして! (動物と話せる少女リリアーネ)の表紙

人とはちがう自分の能力をずっと短所だと思っていた主人公が、人や動物たちと出会い一緒に困難に立ち向かうことで、自分にしかない大事な個性・長所だと気付き成長していくストーリーで、登場人物や動物たちを通してさまざまな価値観や生き方が描かれており、個性のあり方や多様性が問われる今の時代を生きる子ども達にピッタリと保護者からも注目を集めている物語。

中でも「はじめてのものがたり」のタイトルを冠する書籍は、小学生1〜3年生向けに書かれたシリーズ初となる低学年向けの読み物で、昨年7月に「友だちは、白い犬!」を刊行。

「動物と話せる少女リリアーネはじめてのものがたり 友だちは、白い犬!」の表紙

今回発売されたのはその第2弾となる作品で、リリアーネとみんなを守るため、友だちをつくらない黒ねこ「ミノ」の心あたたまる物語が綴られています。


 

<あらすじ>
リリアーネは、小学4年生の女の子。
動物と話せたり、植物を元気にする、ひみつの力をもっています。

ある昼下がり、リリアーネは庭で一匹の黒猫と出会います。ミノというその黒猫は、「ぼくに近づかないで。ぼくは失敗ばかりして、みんなを不幸にしてしまうから…」と話してくれました。

はたして、ほんとうにそうなのでしょうか……?

本文が始まる前にはカラフルな導入ページを用意。

動物と話せる少女リリアーネ はじめてのものがたり「しあわせの黒いねこ」のカラフルな導入ページ
カラフルな導入ページ

児童向けの小説のため、本文はもちろん目次や登場人物の紹介ページまで漢字にはすべてフリガナが振ってあるほか、挿絵イラストはドイツ原書のものではなく日本語版向けに可愛いイラストが描かれており、すらすらと読みやすい構成となっています。

動物と話せる少女リリアーネ はじめてのものがたり「しあわせの黒いねこ」、本文サンプル1

動物と話せる少女リリアーネ はじめてのものがたり「しあわせの黒いねこ」、本文サンプル2

書名:動物と話せる少女リリアーネ はじめてのものがたり「しあわせの黒いねこ」
作者:タニヤ・シュテーブナー
翻訳:中村智子
対象:小学校低〜中学年
仕様:A5ハードカバー、 120ページ
発行:株式会社学研プラス
発売:2019年3月15日

※本作「しあわせの黒いねこ」は2017年に刊行された『スペシャルIV 幸せを運ぶ黒い猫! 』をもとに、低学年向けに再編集した作品

(C)Gakken Plus Co.,Ltd. Tanya Stewner, Komagata

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