パキスタンの現役閣僚がネコの姿で記者会見を実施!?猫耳大臣として一躍人気者に
南アジアにある国家・パキスタンの政治家が、猫耳を着けたまま記者会見を行っている映像が世界中で大きな話題になっています。
真剣な表情で会見を行っている男性の頭にはかわいいピンクの猫耳が、そしてほっぺたには赤いヒゲが生えていて、一見するとコメディ動画のようにも見えますが、これはパキスタンの現与党「パキスタン正義運動(PTI)」の閣僚による、れっきとした記者会見の様子を収録したひとコマ。
猫の姿に扮しているのは、パキスタンの北西部にあるカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州の情報相、ショーカット・ユスフザイ(Shaukat Yousafzai)氏。
普段はもちろん猫耳などしておらず、キリッとした精悍な顔つきの男性です。
それが一体なぜ猫の姿になってしまったのか?
その原因は、同党のソーシャルメディア担当者が公式Facebookページで記者会見の様子をライブ配信していたところ、誤って猫フィルターをオンにしてしまっていたため、このような映像が生中継されてしまったのだとか。
しかも隣に座っていたスタッフにも猫フィルターがかかってしまい、会見に臨む真剣な表情とは裏腹に、ポップでキュートな雰囲気が演出されてしまうことに。
According to KP government’s social media team we now have a cat in the cabinet #Filter pic.twitter.com/LNl7zwOfLU
— Mansoor Ali Khan (@_Mansoor_Ali) 2019年6月14日
それを見ていたユーザーからは指摘するコメントが次々と寄せられましたが、ユスフザイ氏は自身が猫の姿になって放送されているとは露知らず会見を続行。
数分後にはスタッフが異変に気づきFacebookページから映像を削除したものの、会見の様子をスクリーンショットで撮影していた視聴者がSNSに投稿すると、「閣僚にネコがいる」「結構かわいい」などのコメントと共にたちまちSNSで拡散してしまいます。
政治家が猫耳姿で会見するのは前代未聞というこで、パキスタンはもとより、欧米、アジア、中東など、日本を含む世界中のメディアに取り上げられることとなりました。
当事者であるユスフザイ氏は今回の騒動について「あまり深刻に受け止めなくてもいいのでは」と述べ、多くの視聴者からも心温まる話題として好意的に受け止められていますが、パキスタン政府は人的なミスにより猫のフィルターがオンになってしまったことを認めたうえで、今後は同じようなことが起こらないための措置を講ずるとの声明を発表。
残念ながら今後、同国では猫耳大臣を目にする機会はなさそうですが、もしかすると他の国でも猫耳大臣が現れるかも!?しれませんね。