ねこと葛飾北斎の世界観を料理で表現!ネコ好きなら一度は食べてみたい会席料理が八王子のホテルに登場
愛猫家のマンガ家・ますむらひろし氏の人気画集をイメージした会席料理「匠の饗宴~猫が魅せる江戸の風景~」が誕生。京王プラザホテル八王子で1月6日(金)より提供が開始されます。
ますむらひろし氏は『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』をはじめ、宮沢賢治作品の登場人物をすべて猫のキャラクターにして描いた漫画作品など、40年以上にわたって猫を描き続けている漫画家。中でも代表作として知られているのが、猫と人間が同じ言葉を話し共存する世界を描いた「アタゴオル(ATAGOAL)」シリーズです。
アタゴオルは宮沢賢治の心象世界である「イーハトーブ」に呼応させながら作り上げた空想世界で、マイペースな猫の「ヒデヨシ」が巻き起こすさまざまな騒動を描いたストーリーが展開。
これまでに4つのシリーズ作品(アタゴオル物語、アタゴオル玉手箱、アタゴオル、アタゴオルは猫の森)を発表しているほか、2016年には江戸時代後期に活躍した浮世絵師・葛飾北斎の描く日本の美しい景勝地に、アタゴオルに登場する住人たちが違和感なく溶け込んだイラスト画集「アタゴオル×北斎」を発表しています。
今回登場した会席料理は、京王プラザホテル八王子15階にある日本料理レストラン「みやま」の料理長を務める榎本稔さんが、同画集の一つ一つの作品から物語を読み取って料理で表現。
橋の上で笛を吹くヒデヨシの姿をうつした「先付」や、宝永山を前にヒデヨシを中心とした猫たちが集う姿を可愛らしい七種の手まり鮨にした「御食事」、赤富士に見立てたワッフルコーンの中にバニラアイスをしのばせ、どら焼きの皮にヒデヨシ雲を描いた「水菓子」など、ユニークな一品の数々を楽しめるコース料理となっています。
・先付 柑橘釜玉地蒸し~かめゐど天神たいこばし~
・吸い物 浅利白玉包み~登戸浦~
・造り替り 冷しゃぶ仕立て~上総ノ海路・漁師図~
・焼き物 筍と合鴨の鍬焼き~尾州不二見原~
・揚げ物 江戸屋台風 天麩羅串揚げ
・御食事 ひとくち手まり鮨~宝永山出現~
・水菓子 赤富士仕立て~凱風快晴~
店内には画集の複製が一部展示されるため料理と見比べながら楽しめるほか、「かめゐど天神たいこばし」に描かれている可愛らしいヒデヨシがプリントされた巾着に、京王プラザホテルの人気焼き菓子「ミニバウムクーヘン」を詰め合わせたテイクアウト商品(800円)も数量限定で販売されるなど、ますむらひろし氏と北斎の世界観をたっぷり満喫できるコラボ企画となっています。
会席料理「匠の饗宴~猫が魅せる江戸の風景~」の価格は6,800円で、2023年1月6日(金)~3月31日(金)までの期間限定で提供。
また、ホテルから徒歩15分ほどの場所にある八王子市夢美術館では1月28日(土)~3月26日(日)の間、ますむらひろし氏が新たな研究を踏まえて取り組んでいる宮沢賢治作品の漫画化(第3弾)の途中経過について、原画などを交えながら紹介する特別展「ますむらひろしの銀河鉄道の夜-前編」も開催される予定となっています。
★京王プラザホテル八王子
⇒宿泊施設の詳細&予約ページ
<参考>
・猫のキャラクターと、葛飾北斎の浮世絵が融合したイラスト作品を展示する「ますむらひろし展」岩手県立美術館で開催
・作家と猫の暮らしに密着する人気番組「ネコメンタリー」8月の新作は竹内薫&ますむらひろし
・見た目が猫缶そっくりのチョコも!メリーチョコレートの新ブランド『ねこみゃみれ』8種類の猫チョコレートを一挙発売
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