運命的な恋とネコの出会いシーンも収録！ネコ画家「ルイス・ウェイン」の実話映画から予告編映像が公開
12月に日本で上映予定のイギリス映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』の予告編映像が本日公開されました。
ルイス・ウェイン（Louis Wain）は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで一世を風靡したイラストレーター。
当時はネズミの駆除役として飼われたり不吉な存在として恐れられていた「猫」の魅力をいち早く発見し、擬人化した絵を精力的に描く「ネコ画家」として流行を生み出し爆発的な人気を獲得。日本の文豪・夏目漱石の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の原作者であるとも言われています。
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は、そんな伝説のネコ画家の数奇な人生を、実話に基づいて描いた映画作品で、今回新たに予告篇映像が初めて解禁。
映像は同時代を生きたSFの巨匠 ハーバート・ジョージ・ウェルズによる、こんなラジオ音声から始まります。
「ルイス・ウェインは生涯を捧げ、私たちの人生をより幸せに猫だらけにし、そして世界をより良いものにした」 予告編映像より
イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェインは、父が亡くなった後、一家を支えるためロンドンのニュース紙でイラストレーターとして働き始めることに。
やがて、妹の家庭教師として住み込みでやってきたエミリーと恋に落ちたルイスは、身分の違いによって沸き起こる周囲の反対を押し切って結婚。その後、二人は家を出て幸せな家庭を築いていくものの、突然エミリーが末期ガンを宣告されてしまう。
そんな絶望の淵で出会ったのが一匹の小さな黒白猫。二人は拾った子ネコに「ピーター」と名付け、残された時間を慈しむように「愛」と「ネコ」で彩っていく。妻を喜ばせるためにルイスがとった行動は、ネコの絵を描くことだった。
愛する妻に「君が世界を美しくした」と語り掛けるルイス。それに対し、病床のエミリーは「忘れないで。つらいことばかりでも、世界は美しさで満ちている。あなたが教えてくれたの」と静かに答える。妻から告げられた言葉を胸に、ネコを描くことに生涯を捧げたルイス・ウェイン。
妻とネコへの愛に満ちた画家の人生から、優しく温かな物語が伝わってくる予告編映像となっています。
＜参考＞
・ネコを描き続けたイギリスの画家「ルイス・ウェイン」の人生を映画化！主役の猫は3匹交代で熱演ニャ
・ベテランの俳優ねこが名演技を披露！実写映画『耳をすませば』に登場する猫・ムーンの場面写真が公開
・劇場版「にゃん旅鉄道」猫の声役に上坂すみれ・榎木淳弥らを起用！出演者インタビュー記事も公開
12月1日（木）TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給：キノフィルムズ
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