保護猫や保護犬を飼うことも普通の選択肢に…話題の写真展が書籍化「みんなイヌ、みんなネコ」
ペット情報サイトのsippo(しっぽ)が毎年開催している写真展「みんなイヌ、みんなネコ」の展示作品を収録した同名の写真集が8月19日に刊行されます。
「みんなイヌ、みんなネコ」は元保護猫・保護犬だった動物たちの写真展で、会場に訪れた人々に飼い主さんと幸せそうに暮らしをしている現在の姿を見てもらい、今後ペットを飼いたいと思った時に保護猫や保護犬を飼うことも「普通の選択肢」としてあることを知って欲しい、との思いから毎年開催。
会場には困り顔でむちむちボディの人気猫「ぐっぴー」をはじめ、sippo(シッポ)に登場したことのある著名人やインスタグラマーが飼っている犬猫の写真作品を心温まるメッセージとともに展示しています。
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今回発売される写真集には、2019年度の出展作品を中心に約100点の写真を収録。
登場する猫や犬たちはいずれも飼い主のいない野良だったり飼育放棄されたりして、自治体や動物愛護団体などに一時保護されていた動物たちで、今では新しい家族に迎えられてみんな元気に、幸せに暮らしている子たちです。
写真の撮影者はもちろん現在の飼い主さん。
おだやかな表情をした猫や犬の写真からは幸せな暮らしぶりが伝わってきますが、飼い主さんと運命的な出会いをした子、過去に人間によって傷つけられた子、深い傷を負っているところを助けられた子など、どの犬猫もそれぞれ今の暮らしにたどり着くまでには物語があります。
本書では写真展と同じように、飼い主さんとの出会いのエピソードや飼い主さんから愛犬・愛猫へ綴ったメッセージなどが作品に添えられており、心あたたまる物語の一端を垣間見ることができます。
こうして幸せになった保護猫や保護犬がいる一方で、環境省の統計によると、平成29年度の1年間に全国の自治体で約43,000匹の犬猫が殺処分されている現状があります。
本書の出版元によると、ペットを飼いたいと思った時に保護猫や保護犬を譲り受けることがもっと一般的なこととして広がれば、人間の都合で命を落とさなければならない不幸な動物を減らすことができると指摘。
「犬はみんな犬、 猫はみんな猫。すべての犬や猫、 そして人が幸せになれる社会にしたい」との思いで写真集を作り上げたのだとか。
写真集の一般販売は8月19日からですが、8月15日〜8月19日まで東京・新宿の京王百貨店で開かれている同名のイベント「みんなイヌ、みんなネコ」では、一足先に本書を先行販売中。
書籍の売上の一部は公益社団法人アニマル・ドネーションを通じて動物愛護団体に寄付される予定となっています。
仕様:A5判変型/ソフトカバー/112ページ(Full Color)
定価:本体1,300円+税
発売:2019年8月19日
著者:sippo編集部
出版:パイインターナショナル
参考:今年は夜廻り猫展もあるニャ!「みんなイヌ、みんなネコ」8/15から新宿の京王百貨店で開催
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