同じ猫をタップ!発達障害の子供が楽しく学べるアプリ「にゃんタップ」
子どもが言葉を理解する上で基礎となる、同じもののマッチングを楽しく学べるゲームアプリ「にゃんタップ」が世界150以上の国と地域に向けて8月23日に公開されました。
これは発達障害の子どもを支援するスマートフォンアプリの新作として開発されたもので、「同じ柄のネコを探す」というシンプルなルールでマッチングを楽しく学ぶゲームです。
画面上の小窓に現れたネコと同じ柄のネコを、下の画面から見つけて全てタップしていくことで星(=得点)をゲットし、得点をためることで新たなネコをどんどん手に入れて楽しめるようになっています。
「同じ」という概念を覚える「マッチング」は言葉を理解する力を育む上で効果的で、特に発達障害のある子どもはシンボルのマッチングをシンプルな動作で覚えていくことが重要なのだとか。
マッチングでは、「シンボルとシンボル」、「シンボルと意味」、「シンボルと音」など学ぶことは多岐に渡りますが、このアプリでは言葉を学ぶための基礎となる「シンボルとシンボル」のマッチングに特化して取り組むことができるようになっています。
また低年齢の子どもの場合、フリック動作が難しい場合もあるため、タップ動作のみでシンボルのマッチングを学べることに特化しているのも特徴。文字情報の認識が難しいことも想定し、ネコをタップした際の正解・不正解などはエフェクトや音声を使って分かりやすさを追求しています。
実際にプレイしてみると、使い方を学ぶ必要がないほどシンプルなので、いきなりゲームを始めることができるのですが、ステージを重ねるごとに見た目が似通ったネコが登場したりネコの動きが不規則になったりして、同じ柄のネコを瞬時に判別する難易度が徐々に上がっていくので、大人でも十分に楽しめる内容となっていますよ。
ゲーム中にロケットゲージが溜まると、制限時間内にたくさんのネコをタップできるチャンスの「ボーナスモード」に突入。素早い動作と、同じ柄のネコだけをタップする正確性が試されます。
このアプリを開発しているのは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、障害者の就労支援サービスや、発達障害・学習障害の子供の教育支援サービス、子どもや小学生向けのプログラミング・ロボット教室を展開するなど、障害のある人を中心に幼児期の教育から就労支援までワンストップサービスを提供しているLITALICO(りたりこ)という会社。
発達障害の子どもの課題に特化してサポートするアプリは世界的に見てもまだまだ少ない状況にあることから、同社は2017年4月より発達障害のある子どもを支援するスマートフォンアプリの配信を開始。これまでに4つのアプリを配信しており、今回の「にゃんタップ」は5作目となります。
これまでに配信したアプリは8月23日時点で合計50万を超えるダウンロード数を記録。中国・アメリカ・フランスなど、日本だけでなく海外のアプリストアでも人気ランキング上位に入るなど、ニャンと半数以上が海外からのダウンロードとなっており、発達に課題を抱える世界中の子どもたちの困りごとにアプローチしています。
今回ご紹介した「にゃんタップ」というアプリは無料でインストールして遊ぶことができ、しかも広告が表示されることもありませんので、集中して学ぶ(遊ぶ?)ことができます。猫好きな方はいちどプレイしてみては。
※上記は本記事執筆時点における情報になります。
出典:prtimes.jp