人の顔を識別して対話できるネコ型AIロボットをドコモが開発中
猫と日本語で話せる日が、いよいよ近づいているようです。
株式会社NTTドコモと高周波・無線通信技術の専門メーカーであるユピテルは先週、猫の容姿をした対話型のAIロボットを共同開発し、2017年中の提供を目指していると発表しました。
この対話型AIロボットは、人工知能で自然対話を実現するNTTグループのAI技術「corevo(コレボ)」の自然対話プラットフォーム技術を活用して作られており、文脈を解析して対話の内容を話し手の意図を理解するだけでなく、人間の顔を識別して利用者の趣味嗜好に合わせた内容で対話することができるほか、雑談のような対話や、内容に応じて声色を変化させて対話させるといったことも可能なロボットです。
ロボットの足元には4インチサイズのタッチパネルディスプレイとマイクが配置されており、その上部には顔認識用のカメラや人感センサー、照度センサーなどが備え付けられています。また、胸のあたりにはスピーカーが内蔵されており、ロボットの音声はここから発せられる仕組みとなっています。
ロボットと対話を行う前には、事前にタッチパネルディスプレイから利用者の名前・年齢・性別・趣味・好きな食べ物・顔などの情報を登録しておきます。利用者4名分までの情報を登録することができますが、利用者の顔はカメラによって自動的に個人を識別し、登録した情報を元に利用者の趣味や嗜好に合わせた内容の対話を行うことができます。
また、利用者が知りたいと思った事を話しかけるとインターネットから情報を検索して回答したり、ニュースや天気などの情報を取得して、その情報を反映した対話を行うといったことも可能です。
価格帯などはまだ発表されていませんが、4名まで利用することができ、個人の趣味や嗜好に合わせた会話ができるということですので、一家に1台導入できるようなロボットになるのかどうなのか、猫好きにとっては気になるニュースですね。
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