全米でヒットしたトルコのドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」日本でも公開決定
トルコの古都、イスタンブールで暮らす猫と人々の生活を描いたドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」が今年の11月から、日本の映画館で公開されることが発表されました。
トルコ語で猫を意味する「Kedi」というタイトルが原作のこの作品は、もともとアメリカで1館から始まった映画でしたが、上映されるやいなや瞬く間に130館まで拡大し、外国語ドキュメンタリー映画としては全米史上第3位という大ヒットを記録。
英語圏で最大手の映画口コミサイト「RottenTomatoes」では、映画評論家による肯定的なレビューが全体の98%に達するなど、高い評価を得ている作品です。
そしてこの度、ついに日本での公開と、邦題は「猫が教えてくれたこと」に決定したことが発表されました。
ヨーロッパとアジアの文化の交流地点であり、数千年ものあいだ世界有数の大都市として繁栄を誇ってきたトルコの古都、イスタンブール。
この街に住む野良猫たちは、人々から食料や寝床を与えられながら、ある人にとっては生き甲斐として、ある人にとっては生涯の相棒として、周囲に生きる希望と癒しを与えながら自由気ままに生活しています。
本作では、そんな猫を愛する人々と暮らすイスタンブールの猫ならではの自由気ままな生活ぶりや、猫と人間との暖かい関係性が捉えられています。
地上から10センチメートルしか離れていない地面すれすれのカメラを使って、猫の目線でイスタンブールの街を撮影した映像には、猫にしか見ることのできない世界が広がっており、ガイドブックには載っていない不思議な旅へといざなってくれます。
また今回、日本での公開発表とともにポスタービジュアルも公開。
真ん中にどどーんと写っているのは、本作の中で登場する7匹の猫のうちの1匹、礼儀正しい紳士猫の「デュマン」です。
もふもふした毛並みの可愛らしい風貌に、キリッとした表情が印象的なポスターとなっています。
<映画のあらすじ>
生まれたばかりの子猫たちにエサをあげるために市場の食べ物を狙う虎猫の「サリ」、なでられるのが大好きなメス猫の「ベンギュ」、レストラン近くに住みネズミ退治を仕事にしている義理堅い性格の「アスラン」、喧嘩が強く、旦那を尻にしいているくせに嫉妬深い「サイコパス」、下町の市場に住み、そこで働く商売人や客たちと触れ合う看板猫の「デニス」、遊び人風で周囲の大人たちの心を虜にする「ガムシズ」、高級なデリカテッセンにいつも美味しいエサをもらっている礼儀正しい「デュマン」 ― 古くから猫の街として知られる地中海の古都イスタンブール。
生まれも育ちも全く違う7匹の個性豊かな猫を軸に、イスタンブールの人々と猫の幸せな関係をとらえたドキュメンタリー。
「猫がふいに膝の上に乗ってきて、おとなしく背中をなでられながらゴロゴロと喉を鳴らしているような雰囲気の映画になればいいなと思っている」とは、監督を務めたジェイダ・トルンからのコメント。
トルコ・イスタンブールで幸せに暮らす猫たちが主人公の、あたたかいドキュメンタリー映画。日本の猫好きな皆さんにとっても楽しみな作品となりそうですね。
■映画「猫が教えてくれたこと」
公開:2017年11月、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開
監督:ジェイダ・トルン
製作:ジェイダ・トルン、チャーリー・ウッパーマン
主演:サリ、ベンギュ、アスラン・パーチャシ、サイコパス、デニス、ガムシズ、デュマン(←全員猫)
配給:アンプラグド
原題:Kedi/アメリカ/5.1ch/ビスタ/カラー
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