福士蒼汰さんが初めて猫ちゃんと共演!有川浩氏の感動長編小説「旅猫リポート」が映画化
ベストセラー作家の有川浩(ありかわ ひろ)氏による長編小説「旅猫リポート」が、俳優の福士蒼汰さんを主演に迎えて2018年に映画化されることが発表されました。
旅猫リポートは、「自衛隊三部作」や「図書館戦争シリーズ」「三匹のおっさんシリーズ」「フリーター、家を買う。」「空飛ぶ広報室」など、数々のヒット小説を生み出している女性小説家・有川浩氏が2012年に出版した長編小説。
ある事情で愛猫のナナ(♂)を手放さなければならなくなってしまった主人公のサトルは、引き取り手を探すためにナナと一緒に懐かしい人々を訪ねる旅に出る。2人にとって最後の旅となる思い出と、2人に関わる人達との様々な想いが綴られた感動のストーリーです。
来年公開が予定されている映画はすでに撮影が始まっていて、関係者の方々によるコメントが続々と発表されています。
主人公のサトルを演じる福士さんは、役者として猫と共演するのは今回が初めての体験。はじめは相棒役の猫(ナナ)との距離感に戸惑ったそうなのですが、やんちゃな性格で可愛い猫なので撮影は楽しく順調に進んでいるのだとか。原作を読み、大切な人たちや猫への思いを自然体で届けられたら、との思いで撮影に望んでいるそうですよ。
一方、本作の監督を務めるのは、テレビドラマやバラエティ番組の演出家として活躍し、近年では「トリハダ劇場版」や「のぞきめ」などの監督を手がけている三木康一郎さん。旅猫リポートの脚本を読んで涙し、考えさせられたという三木さんは、愛する事の尊さが少しでも伝わるような、そして観た人の心の奥の柔らかい部分をギュッと掴むような作品にしたいとコメントされています。
また、福祉さんのことをサトル役のイメージにぴったりだと評していて、福祉さんの持つ雰囲気を壊さないように魅力を引き出したいとも語っていますので、サトルを中心にどんな作品に仕上がるのかとても楽しみですね。
さらに原作者であり、脚本を担当した有川浩さんからもコメントが公表されているのですが、作品を撮影をするにあたって、有川さん本人から制作側に以下のお願いをされたそうです。
とにかく猫さまの都合を第一に!ということ。猫のしたくないことはいっさいさせない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます
最近は猫ブームの影響もあってか、猫が登場するテレビドラマや映画が増えてきましたが、猫がどのような状況下で撮影を行っているのかといったことは、なかなか視聴者には知る機会がありませんよね。
その意味では、有川さん本人から猫を最優先して欲しいという思いが伝えられていることは、猫好きな人にとっては嬉しくもあり、撮影現場では予測のつかないできことがたくさん起こりそうな予感もします。
そう考えると、猫ファーストで撮影した結果、意外な演出やストーリーが生まれても不思議ではありませんよね。
と、想像で期待が膨らんでしまいますが、映画の公開まではまだたくさん時間がありますので、新しい情報がありましたらまたご紹介したいと思いますよ。
映画 旅猫リポート
原作:有川浩「旅猫リポート」(講談社文庫刊)
主演:福士蒼汰
監督:三木康一郎
脚本:有川浩 平松恵美子
公開:2018年 全国公開
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(C) 2018「旅猫リポート」製作委員会 /有川浩/講談社