福士蒼汰主演の映画「旅猫リポート」カナダで行われる国際映画祭に出品決定
俳優の福士蒼汰さん主演で10月に公開予定の映画「旅猫リポート」が、今月からカナダのモントリオールで行われるファンタジア国際映画祭に出品されることが発表されました。
旅猫リポートは「自衛隊三部作」「図書館戦争シリーズ」「三匹のおっさんシリーズ」「フリーター、家を買う。」「空飛ぶ広報室」など、数々のヒット小説を生み出している女性小説家・有川浩氏が2012年に出版した長編小説。
5年前、交通事故に遭っていたところを助けて以来、一緒に暮らしてきた愛猫「ナナ」をある事情で手放さなければならなくなってしまった主人公の悟(サトル)は、新たな飼い主を探すためにナナと一緒に懐かしい人々を訪ねる旅へ出ることに。悟がこれまでの人生で出会った大切な人たちを順に訪ねていく旅は、図らずも悟の人生をふりかえる旅となる。1人と1匹にとって最後の旅となる思い出と、関わる人達との様々な想いが綴られた感動の物語。
そして旅の終わりに明かされる、悟の「秘密」とは――
猫が主要なキャラクターとして登場し、全編にわたって高度な演技が求められることから映像化が困難とされてきた小説が、ついに実写映画化されるとあって注目を集めている本作品。
この度新たに、7月12日から8月1日までカナダのモントリオールで行われる第22回ファンタジア国際映画祭の「Séquences Award部門」に出品されることが決定しました。
この映画祭は、カナダ東部に位置するケベック州最大の都市モントリオールで開催される国際映画祭で、1996年にジャンル映画祭として始まり、現在では北米最大のジャンル系映画祭としてアジアやヨーロッパ、北米の作品を中心に約400点もの映画を上映。会期中は10万人にのぼる人々が会場を訪れます。
今回、審査員をすべて地元のジャーナリストが務める部門ながら「本作では青年と猫の真の友情と忠節を描いた美しい感動作であり、ペットを飼っている人だけでなく多くの人の心に響く作品である。映画の途中から涙を抑えることができなかった」等の理由によって、旅猫リポートが選出。
もともと原作が世界16ヶ国で翻訳・発売されており、イギリス最大の書店チェーン・Waterstonesの「The Best Fiction of 2017」に選ばれるなど、国内外を問わず多くの人々に感銘を与えている小説の実写映画化ということで期待値も高く、カナダでの世界初上映に多くの関心が寄せられています。
また、主演の福士蒼汰さんからは映画祭での上映に関して以下のコメントが寄せられています。
この作品は誰でも感じたことのある、「想う気持ち」が丁寧に描かれていて、完成した作品を見た時は、自らの出演作であるにも関わらず、涙が止まりませんでした。
猫ちゃんとの奇跡の瞬間を紡いだ今作を世界中の方々に見ていただきたいです。
映画「旅猫リポート」の日本公開は10月26日(金)ですが、現時点では韓国や中国、香港、マカオ、台湾、タイ、シンガポールでの配給も決定済みで、さらに他国での配給も予想されています。
題名:旅猫リポート
原作:有川浩「旅猫リポート」講談社文庫
出演:福士蒼汰 高畑充希(声の出演)ナナ
:広瀬アリス 大野拓朗 山本涼介
:前野朋哉 竹内結子
監督:三木康一郎
脚本:有川浩 平松恵美子
音楽:コトリンゴ
企画・配給:松竹
公開:2018年10月26日(金) 全国公開
©2018「旅猫リポート」製作委員会 ©有川浩/講談社