猫を識別して食べる時だけフタが開く、次世代型フードボウル「シュアーフィーダーマイクロチップ」
猫を飼っている皆さんは家を空ける時間が長い時、どのようにキャットフードを与えていますか?
外出の時間が長くなるほどご飯を多めに入れなければなりませんが、食器に入れたまま置いておくとキャットフードが傷みやすいですよね。猫ちゃんによっては、ドライフードでも数時間経過したものだと食べてくれない子もいます。
そんな中、特定の猫ちゃんだけを識別してフタが自動で開閉するという、何とも便利そうなフードボウルが登場しました。
このフードボウルはフタが閉まった時に密閉力のある構造になっているので、キャットフードの劣化を防いでくれる効果があるほか、猫を多頭飼いしている環境で食事制限のある猫だけに特定のフードを与えたい場合など、自動給餌器などでは解決できない飼い主さんの細かいニーズに応えてくれそうな商品ではないかと思いますので取り上げてみたいと思います。
猫の個体を検知して自動で開閉する
基本的な動作は、フードボウルの本体に内蔵されているセンサーが猫の個体を識別して、接近したら自動的に開き、遠ざかると自動的に閉じるというもの。
個体の識別は「専用タグ」または「マイクロチップ」によって行われる仕組みです。
最初にペットボウルに付属している専用タグ、または猫にマイクロチップが埋め込まれている場合は、マイクロチップをフードボウルの本体に登録します。その後は、登録した専用タグやマイクロチップをセンサーが検知した時だけフタが開くようになります。
専用タグの場合は本体の中心から25cm以内の範囲に入るとセンサーが反応するので、猫がペットボウルに近づくとフタが開くというイメージです。それに対してマイクロチップの場合は、本体の両柱の間に首を入れるとセンサーが反応するので、ご飯を食べる態勢に入るとフタが開くといったイメージになります。
どちらが良いかは用途や環境などによって異なると思いますが、マイクロチップを装着している子であれば、両方試してから使い勝手の良い方を選ぶと良さそうですね。
いずれにしても、センサーで検知できる猫が遠ざかるとフタが閉まるので、他の猫や犬にキャットフードを横取りされたり、フードボウルの中にホコリや異物などが入ってしまうことを防いでくれます。
フタの閉まる速度は3段階あり、猫の性格などによって調節することもできますよ。
続いて他の機能を見ていきましょう。
密閉力の高い容器
本体にセットされているボウルは、フタと接地する部分が柔らかいシリコンラバーでコーティングされています。フタが閉まる時にシリコンラバーを若干下に押し下げて密着する構造になっているため、容器内の密閉力が高く空気に触れにくいので、キャットフードが酸化しづらい効果があるのも大きな特徴です。
販売会社による検証では、鳥のササミを入れて6時間放置しても水分を逃がさず、香りもそのままに新鮮さが保たれたという実験結果が紹介されていますので、ドライフードはもちろんのこと、缶詰やパウチなどに入っているウェットフードでも1日美味しく食べられるようです。
また、仕切りタイプのボウルを別途購入すればウェットフードはしっとり、ドライフードはカリカリの状態に、形状の違うフードでも鮮度の高いまま維持することができます。
ウェットフードはドライフードに比べてニオイが気になるという飼い主さんも多いのではないかと思いますが、自動でフタが閉まり密閉力も高い容器のため、ニオイが部屋に広がらないというのもメリットですね。
トレーニングモードを搭載
飼い主さんにとっては便利なフードボウルですが、ネコ自身が使い方を覚えてくれないと意味がありません。近づいた時にフタが開くと自分で気づいてくれると良いのですが、それを猫任せにしてしまうというのは酷なもの。
そこで本製品には手動でフタを開閉できるトレーニングモードが用意されています。
本体の背面にあるトレーニングボタンを押すと、段階的にフタを開閉させることができるので、遊びやオヤツなどを交えながら「近づくとフタが開く」「中にご飯がある」ことを理解してもらい慣らしていくと、自分で近づいて食べてくれるようになります。
その他の特徴
フードボウルの「フタ」「ボウル」「マット」は簡単に取り外して水洗いすることができますので、清潔に保つことができます。
底面部分には滑り止めが付いているので、猫がご飯を食べている時でも本体が動きづらい設計になっているほか、電源には乾電池式を採用しているため、コードをかじったりイタズラされる心配もありません。
猫を多頭飼いしていて、それぞれに別の食事をきっちり与えたいという場合は、本体を複数台揃えることで管理することができます。フードを入れるボウル部分はカラーバリエーション(別売り)がありますので、例えば「年長の猫は青」「年下の猫はピンク」など、猫によってボウルの色を決めておけば、キャットフードを補充する時に間違える心配もありません。
というわけで、いろいろな機能をご紹介してきましたが、
・置きっぱなしのキャットフードを長持ちさせたい
・特定の猫だけに与えたいキャットフードがある
・同居している犬がキャットフードを食べてしまう
・乳幼児がキャットフードで遊んでしまう
といったような悩みを抱えている飼い主さんには、気になる商品ではないでしょうか。
シュアーフィーダーマイクロチップ
<本体>
外寸:幅23×奥31×高22cm
内寸:縦16×横21cm(アーチ内)
重量:1.2kg(電池除外)
容量:400ml(ボウル)
<専用タグ>
寸法:直径2.6cm
重量:2g
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