まるで労働基準監督ネコ?飼い主さんに長時間労働をさせまいとノートパソコンに居座る猫ちゃんの表情が真剣すぎた
日本では依然として社会問題となっている長時間労働。近年導入が進んだテレワークも隠れ残業が発生しやすかったり、オンとオフの境目がなくなりやすかったりと、かえって労働時間が増えてしまうケースもあるようです。
こうした問題に対する解決力を持っているのは、意外と我々人間ではなく猫なのかもしれません。
パステル三毛のメス猫「しらたま」ちゃんの飼い主さんは、先日、在宅ワークを終業した後に趣味のデザイン作業をしようとノートパソコンを開いたところ、直ぐにしらたまちゃんがやって来てキーボードを覆い隠すようにドカッと香箱座り。飼い主さんをキッと見つめる鋭い視線からは「これ以上作業はさせニャいぞ!!」という強い意志が伝わってくるかのようです。
この行動に「あっ、いまから作業しようと思ったのに…」と意表を突かれた飼い主さん。
本音ではその時すぐに作業をしたかったそうですが、愛猫の座っている姿が可愛いかったことからどかすことができず、また、猫ちゃんもパソコンの上で1時間ほどくつろいでいたため、諦めて夜中に作業をやることにしたと言います。
しかし、猫ちゃんが長時間労働を制止したのはあくまで結果論。本当はどんな意図でノートパソコンの上に座っていたのでしょうか。
飼い主さんに聞いてみると「わざと目線の先にやってきて構ってほしい気持ちと、いざ乗ってみたらちょっと暖かくて居心地が良かったのだと思います。」とコメント。過去にも構ってほしい時はパソコンの上にやってきてアピールしていたけれど、これほど長く居座るのは珍しいことなのだそうで、もしかして本当に飼い主さんの身を心配していたのでは?と思わされるエピソードです。
残業は絶対に許さないと言う、強い意志😂#ねこのいる暮らし#猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/hiMagbsBby
— くろみつ・しらたま🐈保護猫兄妹 (@neko9682_4630) December 13, 2023
しかしこの後、しらたまちゃんの身に予期せぬ出来事が。
ずっと同じ体勢で座っていたのが疲れたのか、手足を組み替えようとした時にパソコンの音量ボタンを押してしまい、急に音楽が爆音で流れる事態が発生。思わずビックリしてしまったしらたまちゃんは、その場を立ち去ってしまったのだとか。
今回の出来事は、猫によって長時間労働を抑制する効果が期待できることを示唆していますが、時には「どうしても今やらなければならない」といった作業もあるはず。そんな場合はどうしているのでしょうか。飼い主さんに聞いてみると「急ぎの作業がある時は、なでなでしながらそっと移動したり、ちゅ〜るで誘導したりします。笑」とのこと。なるほどオヤツで誘えば平和裏に移動してもらうことができそうですね。
飼い主さんの長時間労働に待ったをかけた「しらたま」ちゃんは3歳の女の子。
なでなでされるのが大好きな甘えん坊だけれど、とても優しい気遣いのできる性格なのだそうで、家族全員に対してファンサービスをしてくれるほど。普段は猫じゃらしで遊ぶのが大好きで、たくさん遊んであげても「もっともっと!」とおねだりしてくるほど、元気いっぱいな猫ちゃんなのだとか。
20年ほど前からずっと猫と暮らしたいという夢を持っていた飼い主さん。しばらく実現することはなかったそうですが、激務だった仕事を辞めたのを機に、保護猫ボランティアの方に里親を名乗り出ることに。そうしてお家にやってきたのが、しらたまちゃんで、兄猫のくろみつちゃんと2匹同時にお迎えしたのだそう。
そんな2匹の日常はSNSのXやYouTubeなどで公開中。投稿された写真や動画には猫たちが自由気ままに暮らしている光景が捉えられています。
一方、念願だった猫ライフが叶った今、飼い主さんはどのように感じているのでしょうか。
その点について聞いてみると「猫が一緒の空間にいてくれるだけで、毎日が最高に幸せです。」と、猫ライフを満喫している様子が伝わってくる微笑ましいメッセージを寄せてくれました。