猫のお巡りさんが上から話しかけてくる!バーチャル警察官に任命された巨大猫が新宿駅のビル屋上に出現
3D映像の巨大猫が現れることで話題の街頭ビジョン「クロス新宿」に、11月から巨大猫のおまわりさんが出現中。道行く人々に防犯対策の声掛けを行っています。
クロス新宿は昨年、東京・新宿駅東口のビル屋上に誕生した大型ビジョンで、湾曲したフォルムに4K相当の高画質な3D映像を表示できるのが特徴。
画面には今にも飛び出してきそうな巨大三毛猫が歩き回ったり、眠ったり、時には言葉を発したりする映像が流れていて、通行人や待ち合わせをする人々の目に留まり話題になっているほか、ロボット掃除機の『ルンバ』や日産自動車の『デイズ(DAYZ)』など、企業と巨大猫がコラボしたプロモーションムービーも放送されています。
11月2日からは、この大型ビジョンに「巨大猫のおまわりさん」が出現中。頭に被った真っ黒な警官の帽子は三毛柄と相性がよく、コスプレ感を感じさせない自然な佇まいで、防犯パトロールをする警官さながら新宿の街に目を光らせている様子が伺えます。
巨大猫の上には「新宿東口の猫交番」と書かれていて、その周りには警察のシンボルマークである「旭日章」や「赤灯」が。さらに右側の掲示板には「だまされないで」と注意喚起のメッセージが掲げられているなど、まさに新宿東口のビル屋上に猫の交番が出現したかのような光景が映し出されています。
一体なぜこのような警官猫が登場しているのか。
きっかけとなったのは、新宿区の東部を管轄している牛込警察署。同署の広報担当者が防犯キャンペーンを企画するにあたって、新宿区に縁のあるキャラクターを探していたところ、頭に思い浮かんだのが昨年から世間の注目を集めていた『新宿東口の猫』。一方で街頭ビジョンの運営元によると、もともと『新宿東口の猫』が広告塔として誕生したのは、新宿駅東口エリアの治安をより良くし、同エリアに足を運んでもらいやすくすることが目的の一つであったことから、このたび両者の考えが合致して「新宿東口の猫交番」を制作することになったのだとか。
そのため、帽子を装着した巨大猫は警察署公認のバーチャル警察官なのだそうで、大型ビジョンに放送される映像では単に可愛らしい姿を披露するだけでなく、道行く人々に防犯フレーズを話しかけて、新宿区の防犯の一助を担う役割も果たしているという働きもの。映像の種類は「お知らせニャ.ver」「だまされニャいで.ver」「気をつけてニャ.ver」の3種類あり、各バージョンのネコ映像が映し出された後に、関連する防犯啓蒙映像が流れる構成となっています。
クロス新宿ビジョンでは2022年11月2日〜28日までの間、「新宿東口の猫交番」が集中放映されていて、観覧するのはもちろん記念に撮影することも可能。待ち合わせ場所として使ったり、東京旅行の目的地の一つとして訪れてみるのも面白いかもしれません。
また、同ビルの1〜2階には「新宿東口の猫のカフェ」が営業中(13:00~21:00/LO.20:30)。
店内では珈琲ショップとしてドリンクや軽食を提供しているだけでなく、『新宿東口の猫』のコラボグッズが販売されているほか、店内の掲示物では3D巨大猫の放映スケジュールや撮影のコツなどの情報も公開。
コラボグッズの売上の一部は動物愛護団体に寄付される仕組みで、新宿区の猫たちに役立てられる予定となっています。
<参考>
・【映像あり】新宿アルタ近くに巨大な三毛猫が出現!眠ったり通行人に話しかけることもあるニャ
・猫の安否を確認できるネコ型カメラ「にゃんボット」レンズが360度回転して自動追尾する機能を搭載
・カナダでも電柱の上で立ち往生する猫が現れる!救出劇が繰り広げられるも日本とは異なる結末に
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