ネコ向けの遺伝子検査サービスが登場、アメショやマンチカンなど41の猫種に対応
ペット向けの遺伝子検査サービスを手がけるPontely(ポンテリー)が2019年7月1日(月)より、飼い猫の遺伝性疾患リスクを知ることができるサービスの提供を開始すると発表しました。
猫や犬には遺伝子に変異が起きて引き起こされる病気、いわゆる遺伝性疾患があり、変異した遺伝子が親から子へと引き継がれることによって、病気も引き継がれていきます。
特に純血種の動物においては、同じ品種同士で繁殖を繰り返すことにより近親交配が進み、変異した遺伝子が固定され、特定の種で発症しやすい遺伝性疾患へと定着。
その中には最終的に失明にいたる眼病や、歩行困難となり最終的に死に至る病なども含まれます。
一方で病気は遺伝子によって決まる「遺伝要因」と、生活習慣など日々のライフスタイルによって決まる「環境要因」、双方の影響により発症の有無やその程度が決まると言われています。
そこで、ペットが遺伝的にかかりやすい病気の傾向を把握することで生活習慣の改善を促し、病気予防に役立てるために開発されたのが、Pontely(ポンテリー)の遺伝子検査サービス。
これまでは犬種ごとに検査が推奨される遺伝性疾患について、約2週間ほどで判定できるサービスを5,000円〜提供していましたが、猫向けのサービスを要望する声が多かったことから開始が決定しました。
犬向けと同様、飼い猫の遺伝性疾患リスクを知ることができるサービスで、検査は自宅にいながら簡単に実施することが可能。
パソコンやスマートフォンから申し込むと検査キットが届くので、定められた手順によって口の中の粘膜を採取し、返信用封筒にて送付。その後はペット遺伝子解析の専門機関にて解析が行われ、後日、会員ページにて検査結果を確認できるようになります。
検査結果のレポートは獣医師の監修により、検査した疾患の概要、対策や予防法、根拠とした学術論文などが記載されており、オンライン上でいつでも確認できるほか、追加の検査を申し込むこともできます。
検査対象となる品種は、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、マンチカン、ノルウェージャンフォレストキャットなど、全部で41の猫種に対応。
同社によると、今後は遺伝子情報を元にしたペットの先天的な行動特性などについて、随時追加していく予定であるとしています。
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(C) Pontely Inc.