大型バイクを止めて戻ってきたら…猫が座っていた!ドゥカティの座席でくつろぐ三毛猫とライダーのほっこりエピソード
猫は普段のんびりゴロゴロしていることが多いけれど、ふと気がつくと意外な場所に移動していることもある油断ならない動物です。
Xユーザーのジジ(@ZiZi1200)さんは先日、佐賀県にある唐津城の駐車場にバイクを止めてトイレに行き、戻ってきたところ、座席に猫が座っている姿を目撃したと言います。
バイクの真ん中にちょこんと申し訳なさそうに座っている一匹の三毛猫。車体のサイズが大きすぎるためか、一見すると猫がいるのを見逃してしまいそうな光景です。
それもそのはず、猫ちゃんが乗っているのはイタリアの老舗オートバイメーカー「DUCATI(ドゥカティ)」が展開しているアドベンチャーモデルで、30Lの大容量ガソリンタンクと排気量が1000ccを超えるエンジンを搭載し、最高出力は158馬力を誇るという、およそ猫には似つかわしくない大型二輪バイク。
そのうえ、寒いのか猫ちゃんは体を丸めながら小さくなって座っているため、座席の凹みに体がすっぽりと収まっているような状態。バイクの大きさと猫の小ささのギャップにキュンとさせられるワンシーンです。
唐津城駐車場でトイレに寄り帰ってきたら
— ジジ (@ZiZi1200) January 8, 2024
人のバイクに勝手に乗っているやつがいる! pic.twitter.com/cw4hb6UYAf
この写真がSNSのX(旧Twitter)に投稿されると、8,000件を超えるリポストと9.1万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「かわいいライダーさんですね」「これは無条件で許しちゃう」「座席、温めておきましたにゃ」「可愛すぎてバイク乗れない」などたくさんのメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。
投稿主のジジさんによると、バイクの元を離れていた時間は10分くらいで、バイクの乗っ取りはその短時間に起こった出来事。猫ちゃんをひと目見た時に感じたことは「どうやって登ったの?」という疑問だったそうです。
確かにジジさんが乗っている大型バイク(ドゥカティ ムルティストラーダ1260エンデューロ)のシート高は86cmと成人男性でも跨ぎにくい高さ。一方、猫は体高の約5倍の高さまで飛べるジャンプ力があると言われており、猫の平均的な体高は26cmほどであることから、約1.3mまでジャンプできる計算になり、おそらくバイクの座席まではひとっ飛びで到達したことでしょう。
それにしても、猫ちゃんは何故バイクの座席に座っていたのでしょうか。ジジさんに聞いてみると「シートの上は温かいから乗ったのではないか」とのこと。やはり猫ちゃんにとっては寒かったようですが、バイクのシートが温かいことを知っているということは、過去にも乗った経験があったのかもしれませんね。
Xへ投稿した写真には「人のバイクに勝手に乗っているやつがいる!」と怒りのコメントを添えたジジさんですが、その後は「許せないのでシコたまナデナデしてやったぜ」と投稿するなど、すっかり猫ちゃんの可愛さに魅了されてしまった様子。
一方の猫ちゃんも撫でられて嫌がるどころか「もっと撫でて」と催促してくる性格だったことから、ジジさんはこの後30分ほど遊んでもらったのだとか。
左耳がさくらの花びら形にカットされていて、不妊手術済みであることが分かるこの三毛猫ちゃん。
もしかすると普段は地域猫のように、人間にお世話をしてもらっているのかもしれませんが、バイクの上に座って可愛がってもらうのはさぞかし嬉しかったことでしょう。またやさしいライダーさんに会えるといいですね。
取材協力:ジジ(@ZiZi1200)さん