八王子市、野良猫の不妊去勢手術助成金の受付を開始

東京都の八王子市は4月1日、平成29年度「飼い主のいない猫(野良猫)の不妊去勢手術助成金の受け付けを開始しました。

八王子市、野良猫の不妊去勢手術助成金の受付を開始

八王子市では平成23年度に、猫による被害の軽減と猫の殺処分数を削減するとともに、動物の愛護と適正管理の啓発、人と猫との共生社会の実現を図ることなどを目的に同助成金の制度を設立し、今年度で6回目の実施となります。

助成金交付の対象者は市内在住の個人や活動団体で、対象となる猫は市内に生息する飼い主のいない猫に限られます。

平成29年4月1日以降に市内の動物病院にて不妊手術を受けた猫1匹につき、メスは5,000円、オスは3,000円の手術費用を助成する仕組みとなっています(交付されるのは同一申請者に対し、一年度中20匹が限度)。

野良猫のイメージ写真

受付期間は手術を実施した年度の3月31日までですが、交付の決定は先着順に行われ、期間内であっても総予算(2,800,000円)に達した時点で受付が終了となりますので、条件を満たす希望者は早め申請するとよいでしょう。

 


助成金の申請・請求方法

不妊手術を実施したあとに申請書(必要事項を記入し、動物病院に[3.獣医師の確認]への記入&押印を依頼)を保健所に持参、または郵送することで申請することができます。

申請の記入方法や個人や団体、同じ日に複数匹の申請を行う場合などによって異なりますので、公式サイトの記入例を参照することをお勧めします。

なお、本助成金を受ける人は不妊去勢手術後の猫について、譲渡可能な猫の場合は終生室内飼いをしてくれる人への譲渡に努めることや、手術前の生息場所に戻す場合はトイレの設置や餌の適正な管理などにより周辺環境の美化を図りながら近隣住民の理解を得るよう努めること、必要に応じて猫に不妊去勢手術済みであることが分かる措置(耳カットやマイクロチップの挿入など)を講ずるよう努めること、などが定められています。

八王子市内に在住している方や猫の保護活動を行っている方は、ぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。

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