台湾で話題のネコ描き画家チン・ぺイイ氏の初画集が刊行&個展も開催

アジアのアートシーンで活躍する画家、チン・ぺイイ(陳 珮怡)氏によるはじめての画集「陳珮怡画集 猫さえいれば」が11月23日に刊行されます。

チン・ぺイイ(陳 珮怡)の画集「陳珮怡画集 猫さえいれば」

本書は膠(にかわ)と鉱物を使った東洋の伝統的な技法・膠彩画(こうさいが)を駆使して描いた作品を収録した画集で、驚くべき精細さで描かれた猫は、毛並みの触り心地の違いまでも感じられそうなほどリアルに表現。

猫と一緒に暮らしながら制作を続けているという作者の作品には、猫との信頼関係を感じさせる所作や表情などが写し出されています。

猫の絵画作品「弦月」 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

猫の絵画作品「ごろり」 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

また、猫とともに描かれている絨毯も見どころのひとつ。
岩絵具を盛って描かれたテキスタイルの柄が、独特のオリエンタルな世界観を生み出しています。

猫の絵画作品「親情」 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

猫の絵画作品 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

猫の絵画作品「晨間遊戲」 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

本書の作者は台湾生まれの膠彩画家、チン・ぺイイ氏

台湾生まれの膠彩画家、チン・ぺイイ(陳 珮怡)

2011年に東海大学大学院の美術研究専攻を修了後、ART TAIPEIに毎年作品を出品するなど台湾を中心に活動しており、膠彩を用いて精細なタッチで描く人物や猫の作風が特徴的。日本では美人画で知られる画家の池永康晟氏によって見出され、昨年開催された「池永康晟・陳珮怡二人展」にてデビューしています。


この度発売される新刊「陳珮怡画集 猫さえいれば」は作者にとって初となる画集で、新作を含む53点の作品のほか制作風景の写真も収録。

チン・ぺイイ(陳 珮怡)の制作現場

チン・ぺイイ(陳 珮怡)の制作風景

その他にも膠彩画の魅力や、猫を描く時に心がけている意識、猫を描くことによってもたらされた自身の変化などについて綴った文章なども掲載されています。

ありふれた日常の風景に着目し、集中しながら繊細に描いていく。たとえば猫を描いているときも、猫の毛をほぐすように、画筆で優しく整然と、毛の流れや質感を整えていくような意識を心がけている。

ーー 画集より引用

書名:陳珮怡画集 猫さえいれば
作者:チン・ペイイ
判型:B5変
総頁:120頁
定価:2,800円+税

また、11月9日からは画集の刊行を記念して、東京・銀座にあるギャラリーで「チン・ペイイ個展」を開催。

猫の絵画作品「一眼看盡」 by チン・ぺイイ(陳 珮怡)

初日の9日には17時からレセプションが行われるほか、9日〜10日は作者が在廊する予定となっています。

 

展示会概要

名称:チン・ペイイ個展
期間:2018年11月9日(金)~11月19日(月)
時間:10:00~18:00
休館:会期中無休
入場:無料

会場:秋華洞内「ぎゃらりい秋華洞」

東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル7F

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