猫が獲物を見せにくるのは残念な理由があったのニャ…新刊「泣けるいきもの図鑑 イヌ・ネコ編」
ネコやイヌの知られざる生態を、さまざまなエピソードを交えながら紹介する「泣けるいきもの図鑑 イヌ・ネコ編」が7月18日に学研プラスより発売されました。
「泣けるいきもの」は累計20万部を超える人気シリーズで、「脂肪のせいで上手く潜ることができないアザラシ」や「毎日10分しか眠ることができないキリン」など、思わず泣けてしまうような動物の生態について、たくさんのびっくりエピソードを通じて学べる書籍。
これまでに動物を中心に77種の生態を収録した「泣けるいきもの図鑑」や、恐竜や植物なども含めた78種の生態を収録した「ほろっと泣けるいきもの図鑑」、クセがすごい動物たちの驚愕の実話物語を収録した「泣けるいきもの物語」が刊行されていますが、今回登場した「イヌ・ネコ編」はシリーズ第4弾となる最新作です。
イヌやネコはペットして飼っている人も多く、私たち人間にとっては身近な存在でよく知っている動物のようにも思えますが、一般的にはあまり知られていない生態も持っています。
例えばネコは捕まえたネズミや鳥などを飼い主に見せにくることがあり、室内で飼っているネコであれば獲物に見立てた玩具を持ってきくれることも。
いつもご飯をくれる飼い主さんへのお礼なのか、それとも獲物を捕まえたことを誇示しているのか…その理由が気になるところですが、意外にもこの行動は、母ネコが子ネコに弱った獲物を与えて狩りの練習をさせる習性からきていると考えられるのだとか。
つまり、ネコは人間のことを「狩りができない駄目なネコ」だと思っていて、狩りの仕方を教えてやろうと親切心?から獲物を持ってきてくれているようなのです。
飼い主さんにとっては気にかけてくれて嬉しい気がしつつも、いつもお世話をしてあげている立場からすると、ちょっぴり泣けてきそうな生態ですよね。
その他にもネコの生態については「失敗するととりあえずのびをする」「嫌々集会に顔を出している」「飼い主のお風呂タイムが心配でたまらない」など33のエピソードを、イヌの生態については「おしりのにおいをかいで挨拶する」「だんだん飼い主に似てくる」「面倒くさいとあくびが出る」など、こちらも33のエピソードを収録。
各エピソードの上には「泣ける度数」が涙マークの数で表示されているので、その時の気分に合わせたエピソードを選択して読み進めることもできます。
本書の監修を手がけているのは哺乳類動物学者の今泉忠明さん。
「ネコ なぜ?の図鑑 (学研プラス)」「飼い猫のひみつ (イースト新書Q)」といった、猫にまつわる書籍を数多く監修・執筆している動物学者として知られていますが、本書にはイヌやネコはもちろんのこと、ハムスター、ウサギ、キンギョ、カブトムシ、クワガタムシ、カエルなど、一度は飼ったことがある人も多そうな身近な生き物について21のエピソードが収録されているほか、世界中から集めた感動の実話も13話収録。
飼い主さんを守るためイジメっ子にダブルネコパンチを繰り出したネコや、4800km走って家に帰った迷いイヌ、飼い主に心臓マッサージしたウサギなどなど、驚きの感動実話が満載となっています。
全ページオールカラーで読みやすく、ひとつひとつのエピソードは短時間で読むことが可能。
ちょっとしたスキマ時間にイヌ・ネコの泣ける生態にふれてみては。
判型:四六判変型/176ページ
出版:学研プラス
定価:本体900円+税
発売:2019年7月18日(木)
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