ドイツや台湾のお宅も紹介!雑誌・建築知識の最新号は「海外に学ぶ猫のための家づくり」
3月20日に刊行された建築月刊誌「建築知識」の2019年4月号では、「海外に学ぶ猫のための家づくり」をテーマにした特集が掲載されています。
「建築知識」は創刊60年を超える建築のプロと住宅ユーザーのための専門誌。近年は2017年1月号で「猫のための家づくり」を、2018年2月号では「20歳までネコが元気に長生きできる住まい」をテーマにした特集を組むなど、猫の飼い主さんにも参考になる特集が毎年恒例となりつつあります。
猫特集の第3弾となる2019年4月号では海外の事例にも目を向け、ヨーロッパやアメリカ、アジアなど世界中の猫に関するプロから猫も人も幸せに暮らせる住まいの秘訣を取材。3人に1人が動物と暮らすドイツから学ぶ猫と人の暮らしやすさの調和が取れた家、猫大国台湾のオシャレで楽しいキャットウォークなど、日本では見かけない斬新な発想のアイデアも多数収録されています。
特集は主に「猫住宅の新常識」「猫家具の新常識」「猫との暮らしの新常識」の3章で構成。
第1章の「猫住宅の新常識」では、猫の生態や個性を知ることで猫にも人にも喜ばれる住まいを実現するためのポイントを紹介。
猫の行動パターンの観察をはじめ、多頭飼いの猫同士の関係性を把握する方法、水飲み場・食事場所・トイレの配置などについて解説されているほか、ドイツやシンガポール、台湾など実際に海外で猫を飼っているこだわりのお宅が登場。
室内の写真や間取りなどを交えながら、猫に必要な広さや留守番時にストレスを感じさせない工夫、猫にとって快適な動線の確保の仕方などを紹介しています。
続く2章の「猫家具の新常識」では、同一の空間で暮らす猫と人が家具を使って上手に棲み分ける方法について紹介。
猫家具と既存家具を調和させる重要性をはじめ、壁面に設置するのにオススメな猫家具や余白の残し方など、猫の家具だけを見て導入を決めるのではなく、人間と猫が心地よく暮らすために抑えておくべきポイントが掲載されています。
室内飼いの猫が遊びたくなるような刺激的な仕掛けを設計図入りで紹介している一方で、視力が弱い猫にとって安全なキャットステップや、足腰の弱っている猫のために勾配の緩やかなスロープの設置例など、猫の成長段階や住環境に応じたさまざまな家具が紹介されているため、自身に適した事例を探して参考にすることができます。
3章では「猫との暮らしの新常識」について特集。
国内外における動物病院や保護施設、オフィスなどキャットフレンドリーな施設の例をはじめ、猫を家に迎え入れる時やスキンシップといった飼育方法の基礎も解説しているほか、猫が写真映えする家具の選び方や上手な写真の撮り方など、今時の猫飼い事情に合わせた知識も収録されています。
書名:建築知識2019年4月号
仕様:B5判/146ページ
出版:エクスナレッジ
価格:1,556円+税
発売:2019年3月20日
参考:猫が長生きできる住まいを徹底解説!雑誌・建築知識の最新号がネコ特集
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