擬態したネコちゃんを見つけられるかニャ!?集中力や観察力が身につく探し絵本『かくれねこ』

子どもが遊びながら楽しめる「探し絵本」。

絵本に夢中になっている子どものイメージ写真
つい夢中になってしまう

たくさん描かれた絵の中から目的の絵柄を探すため、集中力を養うのにぴったりで、字が読めない小さな子どもでも楽しめるほか、親子で読んでいるうちに大人でもハマってしまう人がいるなど、幅広い年齢層に人気の絵本ジャンル。

種類も豊富で定番の「ウォーリーをさがせ!」シリーズをはじめ、かくれんぼ絵本の「ミッケ!」シリーズや、ディズニーの「さがして!みつけて!」シリーズなど、さまざまな探し絵本が販売されています。

先月刊行された『かくれねこ』もそんな探し絵本のひとつ。

探し絵本『かくれねこ』表紙イメージ
表紙イメージ

本書は子どもが大好きな「食べ物の町」を舞台に、指定された人物や動物、アイテムなどを探しだす絵本。

見開きごとに異なる町になっていて、「オムライスのまち」「アイスのまち」「チョコレートのまち」「すしのまち」「ハンバーガーのまち」など全部で13の町を収録。

各ページには細かなイラストがびっしりと描き込まれていて迫力満点。その中から目当ての絵柄を夢中になって探しているうちに、自然と観察力や集中力が身につくような構成になっています。

探し絵本『かくれねこ』アイスの町のページ
「アイスの まち」
探し絵本『かくれねこ』チョコレートの町のページ
「チョコレートの まち」

とりわけ探し甲斐のあるのが、それぞれの町に潜んでいる「かくれねこ」。

表紙のタイトル上にも描かれている分かりやすい猫のキャラクターですが、町の中では簡単に見つからないよう大きさや色などを他の物に擬態しているのが特徴で、見つけたときには嬉しさもひとしお。複数人で探していれば場が盛り上がります。

<コンセプト>
まぼろしの いきもの 「かくれねこ」。
どのまちにも かならず 1ぴき かくれていて
みつけたひとには しあわせが おとずれるらしい……。
さあ、みんなで いっしょに さがしにいこう!

探し絵本『かくれねこ』揚げ物の町のページ
「あげものの まち」

各ページで指定されている「さがし物」を全て見つけた後は、巻末にある「おまけさがし」にチャレンジしたり、絵を見ながらクイズを出し合ったりするなど、色んな楽しみ方ができるのも特徴。

子どもひとりでも、家族やお友達と一緒でも、眺めているだけで楽しめる一冊となっています。

書名:かくれねこ
著者:shimizu
仕様:A4変型/32ページ/フルカラー
出版:幻冬舎
発売:2022年6月22日

<参考>
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