美しい風景とネコを大判写真で堪能できる、岩合光昭さんの新刊「自由ネコ」

日本を代表する動物写真家・岩合光昭さんの新しい写真集「自由ネコ」が5月11日に刊行されます。

青森のリンゴ農園の猫 by 自由ネコ

世界中の色んな国々を飛び回って、ライオンやホッキョクグマ、クジラなど、さまざまな野生動物を撮影している岩合さんが、特に多くの時間を割いて撮影している動物が「ネコ」。

世界各国を訪れて出会った猫の映像を放送するNHK BSプレミアムの人気テレビ番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」をはじめ、全国の百貨店や美術館などを巡回して写真展を開催するなど猫の魅力を発信し続けており、これまでに出版した猫の写真集や書籍は30冊以上にものぼります。

新たに発売される「自由ネコ」は、雑誌「猫びより」における2018年までの連載を再編集した大判写真集で、岩合さんが日本各地で撮影した自由な猫たちのありのままの姿を収録。

表紙を飾っているのは左手を丁寧に毛づくろいする茶白猫です。

岩合光昭さんの写真集「自由ネコ」の表紙
写真集「自由ネコ」

この猫は神奈川県鎌倉市の浜辺に暮らす「キイロちゃん」というオス猫で、大きくてたくましい身体と、おおらかで物怖じしない性格、そして抜群の存在感がとっても印象的。すっかり魅せられてしまった岩合さんは、日没までたっぷり時間をかけて撮影したそうで、このキイロちゃんは表紙だけでなく本編にも登場します。

抱っこされる茶白猫の「キイロちゃん」by 自由ネコ
ビッグボディなのニャ

 

また、岩合さんがネコを撮影する時に大切にしているのが、その土地の風景。

本書では相島(福岡)、篠島(愛知)、平群島(山口)、鎌倉、千葉、会津、津軽、能登、京都などを訪れて撮影した風景写真が猫とともに収録されており、その土地土地の風土や、季節・時間帯によって刻一刻と表情を変える美しい風景を大判写真で眺めていると、まるで猫と同じ空気を吸っているような気分を味わうことができます。

紅葉の背景が美しい、京都十輪寺のサビ猫 by 自由ネコ
京都十輪寺のサビ猫

多くの野生動物を相手に決定的瞬間を撮影してきた岩合さんならではの、ダイナミックで自然体な猫たちの姿も見どころのひとつ。

すばやい動作の中に垣間見える一瞬のポーズや、警戒心を解いて寄ってくる猫、中には笑いを誘うような仕草や表情をした猫なども捉えられており、岩合さんらしい驚きと笑いが詰まった猫の写真集となっています。

鎌倉市で撮影されたジャンプする黒白猫 by 自由ネコ
鎌倉のジャンプ猫
弘前市のビニールハウスで撮影された親子猫 by 自由ネコ
親子猫なのニャ

書名:自由ネコ
著者:岩合光昭
定価:本体1800円+税
判型:A4判
発行:辰巳出版株式会社
発売:2019年5月11日

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