猫好き&競馬好きは必見♪ 船橋競馬場のネコを撮影した写真集が出版

カメラマンの津乗健太(つのり けんた)さんによる新しい写真集、「人情船橋競馬場厩舎ネコ物語―津乗健太写真集」が今月出版されました。

本書は、競馬場の厩舎(きょうしゃ = 競走馬を預かって調教・管理する施設)地区に住む猫たちの日常を撮影した写真集です。

撮影の舞台は千葉県船橋市。ららぽーとトーキョーベイの横、船橋競馬場に隣接する厩舎地区。ここにはレースを走る競走馬やその馬を世話する、いわゆる厩務員(きゅうむいん)が暮らしている施設で、馬だけでなくネコもたくさんいるのだとか。

写真集には、一般的にはなかなか立ち入る機会のない厩舎という場所で、馬と一緒に自由気ままに暮らしている猫たちの、ありのままの姿が捉えられています。

船橋競馬場厩舎の車の上に佇む猫 by 津乗健太一台に一匹!?日向ぼっこに最適ですニャ

船橋競馬場厩舎で鳥を咥える猫 by 津乗健太野性的な一面も垣間見えます

船橋競馬場厩舎スタッフのジーパンのポケットに入る子猫 by 津乗健太ニャンとこんなシーンも

本書の著者である津乗さんは、1972年・香川県生まれ。写真学校を卒業後、馬の写真を撮りたいという想いから牧場や厩舎などに勤めて写真を撮り続け、2002年〜2016年までは船橋競馬場の厩舎地区で馬の世話をする傍ら、そこで暮らすネコたちの写真も撮影。


1996年には競馬情報の専門雑誌である「優駿」のフォトコンテストで大賞を受賞し、2005年には「楽しくなさそうにはしていない猫」でコニカミノルタフォトプレミオを受賞するなど、競馬や猫が好きな人にとっては知る人ぞ知る写真家。

過去には厩舎で暮らす猫たちの写真展を開催したり、競馬場内のミュージアムに写真を提供するなど、船橋競馬場や厩務員の仕事にも光を当ててきた津乗さん。

船橋競馬場厩舎のストーブで暖を取り3匹の猫 by 津乗健太冬の風物詩もバッチリ収録

本書の見どころを伺ってみたところ、

「最近あまり見かけない昔ながらの、いわゆる野良猫。
不器用に、可愛げに、ずうずうしく人間と暮らしている猫たちの姿を楽しんでいただけたらと思います。」

とのコメントが。

また編集を手掛けたのは、写真界の芥川賞とも呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」の第1回受賞者で写真家の北井一夫氏。帯には氏による「船橋競馬場を舞台に人間とネコと競走馬の微妙な三角関係が日々演じられている。津乗はその一部始終を写真に撮った」とのコメントも寄せられています。

近年の猫ブームに伴い世の中にはたくさんの猫写真集が溢れていますが、本書に収められているのは厩舎で働いていた著者だからこそ撮影できた、ユニークなネコ写真の数々。全国の書店やオンラインストアなどで発売されていますので、興味のある方は手にとってみてはいかがでしょうか。

画像提供:WIDES SHUPPAN/(C) KENTA TSUNORI