舌をペロッと出した顔が可愛すぎる黒猫ラルちゃん、3度も会いに来てくれた飼い主さんのお迎えエピソードを公開

猫がめったに見せない決定的瞬間は、いつ訪れるのか分からないけれど、いざ目にした時の感動は格別なもの。

黒猫のラルちゃんと暮らしている飼い主さんが最近、お家で目撃したのは、愛猫の舌がペロッと出てしまった瞬間でした。

舌がペロッと出てしまい忘れてしまった黒猫
実際の写真(提供:飼い主さん)

ガラス玉のようにキレイなお目々と鮮やかなピンク色の舌を、艶のある真っ黒な被毛が際立たせていて、神秘的な雰囲気が漂う神々しいビジュアル。

しかし、猫ちゃんの表情をよく見ると、舌をしまい忘れていることに気づいてなさそうなフシがあり、ちょっと抜けているようなところが如何にも猫らしくて愛おしさを感じさせてくれます。

黒猫のラルちゃん
通常時のラルちゃん

それにしても、猫ちゃんは何をしている時にこんな可愛らしい顔になってしまったのでしょうか。

直前の状況について飼い主さんに話を聞いてみると、ラルちゃんはこの少し前にソファでくつろいでいて、飼い主さんがちょっと席を外して戻ってくると、いつの間にか毛づくろいを始めていたのだそう。

それだけなら何の変哲もない日常のひとコマですが、ふと視線を感じて飼い主さんがラルちゃんの方に目をやると、写真のようにペロッと舌を出している瞬間を目撃。その理由については「毛繕い中の舌をしまい忘れたのだと思います。」と教えてくれました。

実はラルちゃんが舌をしまい忘れてしまうのは、たまに見られる光景なのだそうですが、通常はすぐに気づいて隠してしまうため、写真に収めることが出来たのはわずか数回ほど。それでも今回は珍しく、写真を撮っていた30秒くらいの間ずっとそのままでいてくれたことから、上手に撮影することに成功。

そんな飼い主さんの達成感が伝わったのか、ラルちゃんはその後、中断していた毛づくろいを再開したと言います。

ラルちゃんはもうすぐ4歳になる男の子。性格はビビりで、時々どんくさくて、わりと甘えんぼ屋さん。写真の見た目からは大人しそうな印象を受けますが、飼い主さん曰く「適度に野生味を残した家猫」という感じなのだそうで、特に食欲旺盛なため食べ物への執着心が凄まじく、キャットフードが入っている自動給餌器を張り倒すほどの勢いで突進していくのだとか。

そんなラルちゃんが今のお家にやってくることになったのは、飼い主さんが保護猫という存在を知ったことがきっかけでした。

「猫を買うのではなく、里親になるという選択肢がある事をその時初めて知り、素敵な出会いがあるといいなと思って保護猫カフェにお邪魔した時に出会ったのがラルでした。2回目に訪れた時は猫風邪を引いていたようで会えなかったのですが、その後どうしてもラルのことが気になってしまい3回目も会いに行きました。その時に家族として迎え入れたいと決意し、2週間のトライアルを経て正式譲渡となりました。」

SNSのX(旧Twitter)では、ラルちゃんの何気ない日常風景がたくさん公開されているほか、プロフィール欄には猫の事が可愛すぎてTwitterを始めてしまったことが記されているなど、相当なネコ好きであることが伝わってくる飼い主さん。

飼い主さんに抱き抱えられて眠る黒猫のラルちゃん
ラルちゃんも飼い主さんが大好き

そこで、猫との暮らしの中で感じる魅力について聞いてみると、「猫という生き物は、とにかくそこに存在しているだけで癒しであり、存在自体が可愛さの権化です。更に触れる事で疲れを癒し、吸う事で明日への活力が貰えます。素晴らしい生き物です。」と猫の尊さを怒涛の勢いで列挙。また、ラルちゃんについては、家族や自分の子供のように感じていて、いなかった時の事はもう思い出せないくらい生活の一部になっているのだとか。

その一方、保護猫についても思うところがあるようで、インタビューの最後に「保護猫をお迎えするという選択肢がもっと多くの人に知られ、選ばれるようになるといいなと思っています。」と、新しい家族を待っている猫たちの幸せを願うメッセージを寄せてくれました。

取材協力:黒猫ラル(@lull0731)さん

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