3歳のネコと生後8日のヒヨコちゃんが初対面!体の小さいヒヨコが積極的にアタック→戸惑ってしまうネコの姿が微笑ましい
猫にとって小鳥は本来捕食の対象となる存在ですが、性格や生まれ育った環境によっては、仲良くなれることもあります。例えば子猫や子鳥の頃から一緒に暮らしている場合や、猫が大人しい性格で狩りの経験がない場合などは、お互いを仲間として認識することができるかもしれません。
エキゾチックロングヘアーのつくねちゃんは先日、チャボ(ペット用のニワトリ)のヒヨコさんと、生まれて初めてご対面。その瞬間を捉えた微笑ましい様子がSNSで公開されています。
動画に映っているのはモフモフな毛並みをした猫と、生後8日の小さな小さなヒヨコさん。猫ちゃんは初めて見る小さな生き物に興味津々で、クンクンと臭いを嗅ぎながらも、ちょっぴり警戒モード。
対するヒヨコさんは、自分より何倍も大きい体をした猫ちゃんを前にしても、怖がる素振りをみせずに平然とした態度。それどころか姿勢を低くしたまま猫ちゃんの懐に向かって突き進んで行こうとします。
これにビックリしてしまった猫ちゃん。後ずさりして距離を保ちながら気分を落ち着かせようとしますが、ちょっぴり相手のことも気になる様子。でもどう接すれば良いのか分からない……。あたふたする仕草からはそんな戸惑いの気持ちが伝わってきます。
一方、避けられた形になってしまったヒヨコさんですが、よっぽど猫ちゃんの事が気に入ってしまったのか、再び真正面からアタック。
この後、交わす猫ちゃんと追いかけるヒヨコさんによる、一進一退の小刻みな攻防が続きますが、小さい体をしたヒヨコさんの方が大きな猫ちゃんを追い回す様子は、眺めているだけでほっと心が温まるような気持ちにさせられます。
つくね、親と間違われる
— つくね (@chukune0322) October 5, 2023
(似てるなとは思ってた) pic.twitter.com/ymQsRmW87H
2匹の飼い主さんに、ヒヨコさんがお家にやってきた経緯について聞いてみると、以前からずっとチャボと暮らしたいという思いがあったそうで、ちょうど良いタイミングで出会う機会が訪れたため、すぐさま家族として迎え入れることにしたのだとか。
猫ちゃんと初顔合わせをした時の心境については「つくねがちょっとドン引きしながらも、ふわふわなものに一生懸命着いていく姿がすごく可愛かったです。」と振り返ってくれました。
それにしてもヒヨコさんはなぜ、初めて会ったばかりの猫ちゃんに何度も向かって行ったのでしょうか。
飼い主さんに聞いてみると「あったかいものに近付いていくので、同じふわふわであったかい=母と認識したのかな?」と推測。確かに迷わず相手の胸に飛び込んでいく姿は、生まれたばかりの子が親に対して取る行動のようにも思えますね。
そんなつくねちゃんは人間のことが大好きな、人懐っこい性格の持ち主。いつも人のそばにいるけれど、すぐに寝てしまい、ご飯の時間になると全力でダッシュしてくるという、食いしん坊な猫ちゃんなのだとか。
微笑ましい初対面から数日経った現在、2匹の関係はどうなったのでしょうか。飼い主さんに聞いてみると、つくねちゃんは警戒していたヒヨコさんにソフトタッチをするようになったり、逆にヒヨコさんがつくねちゃんのしっぽに巻かれて落ち着いていることもあったりと、ずいぶん心の距離が縮まったことを明かしてくれました。
取材協力:つくね(@chukune0322)さん