ネコの魅力や人間との深い関わりを紹介する「アートになった猫たち 今も昔も猫が好き」高崎で開催
江戸時代の浮世絵や海外作家などの作品を通じて猫の魅力や、猫と人間の深い関わりを紹介する展覧会「アートになった猫たち 今も昔も猫が好き」が群馬県の高崎市タワー美術館で開催されています。
猫は古くから日本人の生活に深く寄り添ってきた動物で、一説によると日本に猫が伝わったのは6世紀の半ば頃と言われており、その後は貴族や武士、庶民などに広く愛され、さまざまな美術作品のモチーフとして描かれてきました。
特に、浮世絵師の歌川国芳や画家の竹久夢二、藤田嗣治らは、猫への想いをこめた作品を数多く制作し、猫を愛した芸術家として知られています。
本展ではそれらの画家に加えて鈴木松年、夏目漱石、高橋弘明、三代歌川豊国、四代歌川国政、歌川広重、月岡芳年、豊原国周、歌川芳藤など、さまざまな作家たちが描いてきた、近現代の絵画や海外作家、江戸時代の浮世絵にまで遡って様々な作品が展観されています。
歌川広重《名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣》1857年
高橋弘明《怒る猫》
人々を惹きつけてやまない猫たちの魅力と人間との深い関わりをご紹介します。
また、同館では猫や展覧会に関する企画もいくつか予定されています。
■かわいい猫の絵 大募集だにゃん!
官製ハガキに猫の絵を描いて美術館宛てに送ると、館内で紹介してもらえる企画が開催されています。描いた本人が来館すると素敵なプレゼントがあるようですので、興味のある方はぜひ参加してみては。
<送付先>
〒370-0841
群馬県高崎市栄町3-23 高崎市タワー美術館
■親子作品解説会
本展の作品を子どもにも分かりやすく解説してくれる企画が7月30日に開催されます。親子、家族で一緒に作品への理解を深められます。
日時:7月30日(日)11:00~
場所:4F 受付前集合
申込:不要
料金:観覧料
■学芸員による作品解説会
学芸員の方による本展の作品解説が行われます。会期中に5回予定されていますので、事前にいちど作品を鑑賞してから参加するとより楽しめるかもしれませんね。
日時:7/1(土),7/16(日),8/13(日),8/27(日),9/2(土)
時間:14:00〜
場所:4F 受付前集合
申込:不要
料金:観覧料
■チャレンジシート
本展は夏休み期間中の開催ということもあり、小中学生向けのチャレンジシートが受付に用意されています。チャレンジシートを完成させてもらうとプレゼントをもらえる企画も行われていますので、小さなお子さんも楽しめそうな展覧会となっています。
アートになった猫たち – 今も昔も猫が好き
期間:2017年7月1日(土)~9月3日(日)
時間:10:00〜18:00
:10:00〜20:00(金曜)
※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜(祝日の場合は開館&翌日休館)
会場:高崎市タワー美術館
料金:一般500円、大高生300円
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方、および付き添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料
<アクセス>
群馬県高崎市栄町3-23
高崎タワー21(入口4F、出口3F)
この展覧会は9月3日まで行われていますので、猫好きな方はぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。
画像提供:高崎市タワー美術館