二度と撮れない奇跡の瞬間!コロコロにびっくりして6歩も後ろ歩きしてしまった猫ちゃんの動画がスゴすぎる
最近SNSのXで流行しているのが「#二度と撮れない画像を貼れ」というハッシュタグ。
過ぎ去った時間は巻き戻すことができないため、その一瞬一瞬を切り取った写真や動画には再現できない価値がありますが、中でも被写体として選ばれやすい猫はしばしば予想外な動きをする動物。2度と撮影することができない出来事を巻き起こすのは日常茶飯事で、何かと話題に事欠かない存在でもあります。
3匹の猫と暮らしているしじみとん(@shijimiton)さんは、猫が後ろ向きに歩く珍しい姿を撮影した動画を、流行りのハッシュタグと共に投稿。大きな注目を集めています。
動画に写っているのは一匹の白黒ハチワレ猫。その視線はカーペットを掃除するコロコロに注がれています。
次の瞬間、コロコロが迫ってきたのでビックリしたように立ち上がる猫。この後コロコロは一旦後退するものの、再び近づいてくると猫は斜め後方に下がって距離を取ります。
しかし、コロコロは方向転換して、なおも猫に向かって直進。すると追い詰められた猫は、立ったまま後ろ向きに後退りを始めるのですが、その数はなんと6歩。移動距離が1〜2歩ならば「歩いているように見える」とも解釈できますが、6歩となると完全に歩いている姿そのもの。
前方向に歩く猫であればSNSでたまに見かけることもありますが、後ろ方向に歩く猫の姿はかなりのレアシーンです。
やっぱりウチではこの後ろ歩きかなぁ#二度と撮れない画像を貼れ pic.twitter.com/QZRWymE3un
— しじみとん (@shijimiton) November 29, 2023
飼い主さんがこの動画を撮影したのは、今年の1月16日のこと。
最初は床にコロコロをかけて掃除をしていたところ、猫ちゃんからの視線を感知。猫ちゃんがコロコロと対面するのは初めてのことではなかったけれど、興味を持っているような目で見つめていたことから動画の撮影を開始。
その後、猫ちゃんの方に向かってコロコロを転がしてみると、動画に映っているような後ろ歩きを始めたのだそう。その行動に惹きつけられた飼い主さんは、思わずコロコロの往復距離をオーバーして追いかけてしまったと言います。
この後、飼い主さんはすぐに撮影を止め、「なに今の〜?!」と猫ちゃんの珍しい後ろ歩きについて家族で大盛りあがり。一方、猫ちゃんの方はコロコロの接近が止まったのでホッと安心したのか、何をするでもなくその場で佇んでいたと言います。
見事な後ろ歩きを披露した猫の名前は「あんこ」ちゃんで、推定年齢は1歳1ヶ月。
飼い主さんとの出会いは、家の近所にあんこちゃんが野良猫として姿を現したのがきっかけ。
それ以前にも野良猫を見かけることはあったものの、出会った当時は1月という真冬の寒さで、あんこちゃん自身もまだまともに走れないぐらいの幼さ、さらに発情期のオス猫がメス子猫を追いかけ回している状況が重なったことから、保護したうえで家族として迎え入れることに。
そんな飼い主さんのお家では、元野良猫の先住猫が2匹いて、最後にやってきたあんこちゃんは末っ子的な立ち位置。
ところが、あんこちゃんはやんちゃで食いしん坊な性格のため、先輩猫に対しては食事中に割り込んだり、嫌がっているにも関わらず果敢に絡んでいったりするアグレッシブなスタイルで接しているのだとか。
現在3匹の保護猫をお世話している飼い主さん。猫たちと一緒に暮らしていて感じる思いを聞いてみると、「エサの費用、家具やドアへのダメージ、衣服に付く猫の毛等、手間はやはり発生します。」と飼育面における苦労を吐露。
一方で「それを上回る楽しさや愛くるしさがあるから一緒にいます。会話は出来ないけど、目や声色でしつこくアピールするこの子達に振り回される日々は最高です。」とも語り、愛猫たちに翻弄される日常に大きな喜びを感じていることを明かしてくれました。
取材協力:しじみとん(@shijimiton)さん