【猫と猫の境目が分からニャい】巨大な猫の集合体が飼い主さんの布団を占拠→まるでジグソーパズルみたいな光景だと話題に

10月になって気温が涼しくなってくると、旬の食べ物や衣服が変わったり、運動会やハロウィンなどのイベントが行われるなど、日々の生活の中で季節の移り変わりを感じることが増えてきます。

どんぐりと落ち葉による秋のイメージ写真
季節の変わり目

そして、猫を多頭飼いしているお家では、夏には見られなかった光景が現れ始めるのも今頃の時期。

12匹の猫を飼っているpopncatさんのお家では先日、猫たちが折り重なるようにして眠る姿を目撃したと言います。

折り重なるようにして温め合って眠る9匹の猫たち(巨大猫団子)
今年もコレの季節がやってきたニャ

猫は基本的に寒さに弱い動物のため、室内飼いの猫同士が体を寄せ合って体温を高め、寒さを凌ごうとするのはよくあること。そして複数の猫が身を寄せ合って眠る姿はお団子のように見えることから、愛猫家の間では「猫団子」と呼ばれて親しまれていますが、写真に映っているのはそんな猫団子をいくつか組み合わせたかのような集合体。

似たような毛色や模様の猫がいろんなポーズで入り乱れているため、猫と猫の境目はどこなのか、何匹の猫がいるのか正確に判別するのは難しい状況ですが、いくつかのピースで一つのものを象っている光景は、まるでジグソーパズルのようでもあります。

飼い主であるpopncatさんは、この写真に「季節は変わったんだと実感できる光景」というコメントを添えてSNSに投稿。写真を見たユーザーからは「猫のじゅうたん」「暖かそう」「この季節になりましたね」「間に入って寝たい」「顔突っ込んで吸いたい」など、共感や興奮に満ちたメッセージがたくさん寄せられています。

popncatさんにとっては秋の訪れを感じる見慣れた光景ですが、猫は気温が高くなってくると家具の上や廊下など好きな所でバラバラに寝てしまうことから、秋から冬にかけての肌寒い時期にだけ見られる風物詩。

気持ち良さそうな寝顔を見ていると、猫ちゃんたちもこの時を待ちわびていたのではないかと思えるほどですが、写真に写っている猫を数えてみると大体9匹くらい。これまでに12匹揃って猫団子になっているのは見かけたことがないのだとか。

一方、この場所が自身の寝床である飼い主さんにとっては、睡眠を確保できるかどうかの切実な問題。カワイイという言葉だけでは済ませられません。

実際にこのような場面に遭遇した場合、どのような行動を取るのか聞いてみると「無理やり入り込んで寝ます。避けてくれる子と全然退かない子がいますけど。」と回答。猫を起こしてしまうから…と躊躇しているようでは、これだけたくさんの猫と共存していくのは難しいのかもしれませんね。

布団の上に猫がたくさん乗ってきて身動きが取れない様子
猫の方も遠慮はしない模様

また、猫と密着して寝られるのは嬉しい気持ちがある反面、これだけ猫の数が多いと「暖かいというより暑い」と感じてしまうのだそうで、寝心地が良いと感じるかどうかは個人差がありそう。その他にも、体の上に何匹か乗ってくると重かったり動けなかったりして、一緒に寝るだけで忍耐力が試されてしまうのも、猫ならではの愛嬌のひとつと言えるかもしれません。

それにしても飼い主のpopncatさんは、何故これほどまでにたくさんの猫と暮らすようになったのでしょうか。

12匹の猫を飼っているpopncatさんのお家
猫密度が高すぎるお家

ご本人に聞いてみると、もともと猫が好きだったということもあり、最初は保護猫の里親になったのが猫と暮らし始めたきっかけ。しかし、その後は譲渡条件が合わないなどの事情があってからは、放っておけないと思った野良猫たちを自ら保護するようになり、次第に数が増えていったのだとか。

そんな猫への大きな愛情が伝わってくるpopncatさんに、たくさんの猫と暮らしていて大変に感じることを聞いてみると「部屋が傷だらけになったり、散らかしたり、エサやトイレの世話」などを挙げた一方で、「仲良く遊んだり一緒に寝ていたりする姿を見ていると、可愛くて癒やされたり、賑やかで楽しい気分にしてくれます。」と、大勢の猫に囲まれているからこそ感じられるポジティブな面についても語ってくれました。

取材協力:popncat(@popncat1)さん

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