ペダルを踏むと…まるで猫のおしっこで消毒している気分!猫のマーキング行為をモチーフにした消毒スプレーが斬新すぎる
猫が通常おしっこをする時は、座りながら下に向かってしますが、マーキングとしてする場合は立ったまま後ろに向かってします。
猫のマーキング行為は自分の匂いをつけることで、縄張りを主張したり安心できる場所を確保したり、去勢していないオス猫の場合はメス猫に自分をアピールするなど、さまざまな理由で行われますが、尻尾を立てて震わせながら壁に向かって尿をスプレー状に噴射することから、スプレー行動と呼ばれることもあります。
マーキングは通常よりも濃いおしっこをかけるため、猫の飼い主さんにとっては悩みのタネ。しかし、それを逆手に取って(?)開発されたのが「スプレーニャンコ」というアイテムです。
チラリと流し目を送りながら、イタズラっぽい表情を浮かべる陶器製の三毛猫。
一見すると可愛らしい猫の置物に見えますが、実は台座の下にあるアルコールディスペンサーと管で繋がっていて、足元にあるペダルを踏むと、お尻から消毒液がプシューッと噴射される仕組みになっているのです。
消毒液が出てくる光景は、まさに猫のマーキング行為そっくり。
猫のおしっこが飛び出てくることが脳裏をよぎりながらも、そこに率先して自らの手を差し出さなければならないという、猫愛が試される踏み絵的な要素も内包した消毒スプレーと言えるでしょう。
#これひとつで自分を認識してもらえそうなアイテム見せて欲しい
— 布施猫 横浜個展7/15~23 (@c_a_takurofuse) July 18, 2023
まーきんぐにゃんこ(アルコールスプレー) pic.twitter.com/8w1HIQxjag
このスプレーニャンコを開発したのは、「にくったらしくも、かわいらしい」をテーマに、猫を中心とした動物の陶人形を制作している陶造形作家の布施猫さん。
猫のマーキング行為を取り入れた作品というのは、常人ではなかなか思い浮かびそうにありませんが、なぜ作ろうと思ったのか。ご本人に聞いてみると「コロナ禍にアルコールスプレーを見ていて、猫もスプレー行為するならできるんでは?と思い制作しました。」とシンプルな回答。
素朴な疑問から生まれた作品でありながら、想像以上に猫がスプレーしてる感を表現することができたのか、自身で制作したにもかかわらず、完成品を見て思わず爆笑してしまったと言います。
猫陶器の大きさは幅9.0cm×奥行き12.5cm×高さ14.5cmほどで、台座の高さは約1mと存在感も抜群。ネコ好きな人が見たら反応せずにはいられないこのスプレーニャンコは、販売直後から大変人気なのだそうで、猫カフェや動物病院、個人宅などから注文が寄せられているのだとか。
価格は土台のフットペダル式アルコールディスペンサー付きで19,800円。公式オンラインストア「布施猫笑店」(fuseneco.thebase.in)では残念ながら現在 SOLD OUT となっています(再販の可能性あり)。
制作者の布施猫さんは7月23日(日)まで、横浜にあるgallery元町にて、個展「布施猫 陶人形展」を開催中。会場には大小さまざまな猫の陶器作品が並んでいるほか、スプレーニャンコも販売されていて、本記事の執筆時点では在庫が残り8点あるとのこと。
<布施猫 陶人形展>
期間:2023年7月15日(土)〜7月23日(日)
時間:11:00〜18:00(最終日は17:00)
会場:gallery元町
住所:神奈川県横浜市中区元町5-216
布施猫さんの作品はイベント会期後も各所にて販売される予定で、Twitterなどで最新情報が発信されています。
<参考>
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・【これは10点満点】二足歩行から完璧なでんぐり返しをする猫が目撃される→体操選手のような身のこなしだと話題に