猫はなぜスリッパに魅了されるのか?飼い主さんが脱ぎ捨てたスリッパを回収→片足ずつ履く器用なサビ猫ちゃんが目撃される
猫は意外とスリッパが好きな動物。
スリッパの上に座ったり、匂いを嗅いだり、スリスリしたり、けりぐるみのように蹴りまくったりと、その行動は猫の性格や気分によってさまざま。猫がいる旅館では、猫スタッフがお客さんのスリッパの上に乗って温めてくれる、といった嬉しいサービスを提供している宿もあるほど、猫とスリッパには浅からぬ関係があります。
猫によるスリッパの使い方は人間にはない独特なものですが、世の中には上手にスリッパを履いてしまう猫ちゃんもいるようです。サビ猫のとばりちゃん(7歳)は、一組のスリッパに前足を一本ずつ入れて履くことができる器用な女の子。普段あまり意識することがないスリッパも、猫が履くと可愛らしいアイテムに見えてくるから不思議です。
片方のスリッパに両足を突っ込んで履く猫ちゃんというのはたまに見かけますが、片足ずつスリッパを履くというのはなかなか珍しい光景。左右別々の穴に足を入れなければならないので難易度が高く、猫の足は人間に比べてかなり小さいため収まり感も良くない気はしますが、スリッパの使い方としては正しいと言えそうです。
スリッパを両足で履いてすっかりリラックスしてきたのか、この後、とばりちゃんはスリッパに顔まで突っ込んで寝始めたそうで、飼い主さんがそっとしておいてあげると、そのまま数十分ほど眠っていたのだとか。
いつもよくわからないところでスリッパを脱ぎ捨ててしまうんだけど、いつも気が付いたら猫が履いてる pic.twitter.com/8vnsVI53A1
— IKEDA Saki (@_sakikeda) July 10, 2023
なんともユニークな行動をするとばりちゃんは、飼い主さんが脱ぎ捨てたスリッパを、いつの間にか履いてしまうという変わった習慣の持ち主。初めてスリッパを履いているところを目撃されたのは、飼い主さんがトイレのドア前にスリッパを脱ぎ捨てておいた時。トイレから出てきたら前足をうまくスリッパに突っ込んでいるのを見て、飼い主さんはとても驚いたのと同時に可愛らしさも感じたと言います。
飼い主さんはお部屋の中にいると、よくわからないところでスリッパを脱ぎ捨ててしまうのだそうですが、いつも気が付いたらとばりちゃんが履いているというほど、飼い主さんのスリッパが大好き。
何故そんなにスリッパを履きたがるのか?飼い主さんに心当たりがないか聞いてみると、全く分からないとしたうえで、「嫌ですけど、もしかしたらスリッパについた臭いに惹かれているのかなと思っています。笑」と回答。飼い主さんの匂いがついているので安心するのは間違いないでしょう。もしかしたら、スリッパを履く真似をしている…なんてこともあるかもしれませんね。
このスリッパ履きの特技を持つとばりちゃんは、少しビビりで甘えたがりな性格。普段はお家の中でよく寝たり、人間の邪魔をしたり、姉妹猫と追い掛けあったりしながら自由気ままに過ごしていると言います。
実はお家にいる2匹はいずれもサビ柄の猫ちゃん。と言うのも、小学生の頃に拾ってから、ずっと側にいてくれたサビ猫を亡くした経験を持つ飼い主さん。その子のことが大好きすぎて「またサビ猫と暮らすことができたらな」という思いを抱きながら過ごしていたそうで、その後、ご縁があった里親さんから引き取ることになったのが現在の愛猫たちなのだとか。
そんな愛猫家の飼い主さんは、IKEDA Saki(池田 早秋)という名で絵描きとして活動していて、ドローイングペン・鉛筆、シャープペンシルなどを用いてモノクロの絵を制作。
自身のSNSでは動植物をモチーフとして描いた絵を公開しているほか、2023年10月21日〜29日までは京都市左京区にあるCafe/Gallery Rokujian(https://www.kampoculturalcenter.com/cafe-rokujian)にて、個展の開催が予定されています。
その作品には猫もたびたび描いているIKEDAさん。自身にとって猫がどのような存在なのか聞いてみたところ、「命の責任もありますし、当たり前に言うことなんて全く聞いてくれないので大変なことも沢山ありますが、それでも人生を豊かにしてくれる存在です。
猫にとってどうかはわかりませんが、穏やかに過ごしてくれていたらいいなと思います。」と、愛猫のことを優しく大切に見守っているのが伝わってくる温かいコメントを寄せてくれました。
<参考>
・【10点満点】二足歩行から完璧なでんぐり返しをする猫が目撃される→まるで体操選手のような身のこなしだと話題に
・エアコンの配管に挟まっている猫を発見→降りられないのかと思いきや…気持ちよく寝ている大胆な猫ちゃんだった