ルンバみたいに自動で帰還して充電!猫の遊び相手になってくれるロボット「Ebo(イーボ)」
猫を見守ったり猫と一緒に遊んでくれるスマートロボット「Ebo(イーボ)」が3月5日より、日本市場向けに先行販売をスタートしています。
Eboはエンジニアが中心となって立上げた香港のベンチャー企業、Enabot社が開発した猫用のロボット。
留守番をしている猫の寂しさや退屈さが解消されるような機能を搭載しており、スマートフォンアプリを通じて外出先から見守ったり、会話をしたり、写真や動画を撮影することができるほか、自動で動いて猫の遊び相手になることも可能。
昨年11月にアメリカのクラウドファンディングサイトKickstarterに登場してから10分で目標額を達成し、プロジェクト終了時には4000%を達成するなど高い注目を集めていますが、日本での発売は今回が初めてとなります。
球体のような形をした本体の底にはタイヤがあり、内部にはセンサーやカメラ、スピーカーなどを内蔵。専用アプリで遠隔操作して回転させたり、部屋の中を移動したり、家の中にいる愛猫の映像や音声を確認することができます。
また、カメラに映し出された映像を見ながらリアルタイムで写真や動画を撮影することもできるので、「可愛い!」と思った瞬間を逃さず記録し、専用アプリで編集してそのままSNSに投稿するといった使い方もできます。
猫ちゃんを遊ばせるための機能も充実。
本体を動かしながらレーザー光を床に発して猫の興味を引くことができるほか、上部には付属のシリコン製の羽をセットして本体自体も獲物感を演出するなど、猫が遊びたくなる工夫が凝らされています。
スケジュールを登録すると時間がきたら自動で動かして遊ばせることもできるので、飼い主さんが外出していたり忙しくてアプリを操作できない時でも、猫をひとりぼっちにさせません。
このようなペットを見守ったり、遊び相手になるロボットはさまざまなメーカーから発売されていますが、Eboがユニークなのは、ルンバをはじめとする自動掃除機に搭載されているような機能を備えている点。
バッテリー残量が少なくなると自動的にスタンド型充電器へ帰還しチャージをしてくれるので、飼い主さんにとっては充電し忘れる心配がないほか、センサーで障害物を検知して衝突を回避。部屋にぶつかって困るものを置き忘れた場合や、壁やドアに傷を付けたくない場合など、人間の生活にも配慮した設計となっています。
この猫用スマートロボ「Ebo(イーボ)」は、日本のクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)にて先行販売が開始されており、「標準版」と「Pro版」の2種類がラインナップ。
上位モデルのPro版にはセンサーで猫を検知する機能が備わっているほか、AI(人工知能)で猫の動きや気持ちを分析し、遊びの時間や動きの最適化を行う事が可能。さらに付属のスマート首輪を猫に取り付けると歩数や健康状態などを管理する事もできます。
先行販売価格は標準版が22,200円〜(一般販売価格は29,700円)、Pro版は29,800円〜(一般販売価格は39,600円)となっており、プロジェクトは2020年4月20日頃まで公開されています。
(C) Enabot