ミルクボランティアも募集できるニャ!犬猫の里親マッチングサービス「ぽちとたま」
猫や犬の里親を募集できるWEBサービス「ぽちとたま(pochi-tama.or.jp)」が2019年6月20日にオープンしました。
「ぽちとたま」は、犬猫の保護活動をしている人や様々な事情によってペットを飼うことができなくなってしまった飼い主たちと、ペットを飼いたい&犬猫の里親になりたいと考えている人同士を繋いでマッチングするサービスで、サイト上で会員登録(無料)を行えば、すぐに里親募集や申し込みをすることが可能。
募集情報の投稿者は保健所や動物愛護センターに収容されている犬猫も登録できるようになっていて、これらの施設に収容されている動物は一定期間が過ぎると殺処分となってしまうことが大半で、里親を見つける緊急性が高いことから、同サイトではトップページの目立つ位置に強調表示されています。
このサービスを運営しているのは、一般社団法人 和(わ)。
代表者は自身も3匹の保護猫を飼っている愛猫家の方で、日本で多くの動物たちが不幸な目に遭っている現状を危惧していたことから、殺処分ゼロの実現に貢献するため里親募集ができるサービスの構築を決断。
同様のサービスは大規模なものから小規模なものまで既にいくつか存在しますが、多くのサイトが互いに切磋琢磨することで利用者にとってより良いサービスになるとの信念があり、「ぽちとたま」を通じて保護活動をしている団体や個人をサポートする一助になれば…との思いがあるのだとか。
また、同サイトでは里親だけでなく、子猫や子犬をの命を繋ぐために必要な「ミルクボランティア」の募集も行えるのが特徴。
ミルクボランティアとは、母猫や飼い主のいない犬猫を自宅で預かり、離乳するまでの間お世話をしてあげる活動のこと。
生まれたばかりの幼い犬猫は自ら食事を摂ることができず、数時間おきにミルクを与えてやる必要があるほか、自分で排せつをすることも難しく、昼夜を問わず付きっきりでお世話をしてあげる必要があることから、殺処分の対象になりやすいと言われています。
環境省から発表されている「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」によると、平成29年度に殺処分された犬猫のうち、幼齢の個体(=離乳していない子犬・子猫)だった割合は犬が約20%、猫は約62%にものぼります。
そのような背景から「ぽちとたま」ではミルクボランティアの存在を多くの人に知ってもらい、活動に参加してくれる人を増やすことを目指しており、結果的に保護施設やボランティア団体の負担が軽減され、命を救われる犬猫たちが増えることを期待しているとのこと。
その他にもサイト内では保護している犬猫の譲渡会の告知を行うことができ、里親募集やミルクボランティアの募集と共に、無料にて利用することができます。
(C) 一般社団法人 和