セルカークレックス(Selkirk Rex) – 猫の種類&図鑑


セルカークレックスの写真

セルカークレックス(Selkirk Rex) - 猫の種類&図鑑Photo by omlet.co.uk

基本情報

原産 : アメリカ(突然変異種)
祖先 : 不明
体型 : セミコビー
寿命 : 10〜15歳
体重 : 3〜6.5kg(オス)
体重 : 3〜5.0kg(メス)
毛種 : 短毛種、長毛種
毛色 : シナモン、フォーン以外すべて
毛柄 : 全部
目色 : 全部

歴史

1987年、アメリカのモンタナ州にある動物保護施設で、巻き毛を身にまとった雑種の子猫が発見されました。その子はブリーダーに引き取られて「ペルシャ」と交配させたところ、生まれてきた子猫にも巻き毛の特徴が見られたため、遺伝性が確認されました。その後ブリーダーは本格的な猫種の開発に取り組み、「ペルシャ」「エキゾチックショートヘア」「ブリティッシュショートヘア」などと交配が進められていき、セルカークレックスが誕生しました。巻き毛の猫種としては最も新しく、CFAには2000年に公認されています。

セルカークレックスの「セルカーク」は動物保護施設の近くにあった山脈の名前から、レックスは毛が縮れているウサギの品種「レッキス」からとって、セルカークレックスと名付けられました。

特徴

大きくがっちりした体に、分厚くボリュームのある巻き毛(縮れ毛、カーリーヘア)を持っているのが大きな特徴で、特に首まわりや尻尾などに多く見られます。この巻き毛は生まれた時から生えていますが、生後6ヶ月ほどすると一度抜け落ち、生後8ヶ月あたりから徐々に巻き毛が生え始めます。
コーニッシュレックス」「デボンレックス」と合わせて3大レックス(巻き毛猫)のひとつに数えられています。

性格

飼い主に対しては甘えん坊。人懐っこい性格をしているので初対面の人でも普通に接することができます。成猫になると活発さが薄れ、とても落ち着いている様から「羊の皮を被った猫」と表現されることもあります。

病気、怪我、注意点

基本的には健康体の多い猫種ですが、遺伝性疾患の多いペルシャと交配を行ってきた経緯があるため、「ペルシャ」のかかりやすい病気の兆候がないか、日頃から確認するようにしておくとよいでしょう。被毛のお手入れは、短毛種は2日に1回のブラッシング、長毛種は毎日1〜2回のブラッシングで大丈夫です。皮脂の分泌がやや多いので、1ヶ月に1回くらいはシャンプーをしてあげましょう。

セルカークレックスの動画

 

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